136年の厚み
いつもよりお早めのご準備を。
できれば1週間ほど早くお願いします。
今年の桜前線ご一行様、やはり早いペースで日本列島を縦断中、
津軽海峡を渡って北海道上陸予想も平年より1週間ほど早まりそうですよ。
最新の桜の開花予想、道内で最も早いのは函館で4月21日か22日、
札幌は4月24日、帯広27日、旭川29日、最も遅い釧路と稚内で5月7日から8日になっています。
道内の最高気温は今月中旬から下旬にかけて高め、4月以降もかなり高くなる見通しで
開花が急速に進むとみられ、お花見準備も平年よりも早めた方がよさそうですね。
うふふ、春だ、桜だ。

お花屋さんの店先では一足お先にお花見気分を楽しめます。
春は桜を待つ楽しみがある一方で、卒業、別れの季節でもあります。
「さよなら タウンページ」
朝刊の経済面にこんな見出しがありました。
NTTの職業別の紙の電話帳「タウンページ」が3月末ですべての発行を終えるそうです。
電話の登場とともに親しまれてきた紙の電話帳は136年の歴史に幕を下ろすことになりました。
壁掛け電話、黒電話、呼び出し電話などなど通信技術、社会の変化とともに
「電話」にまつわるアイテムが、また一つ姿を消します。
タウンページの源流は1890年(明治23年)当時の逓信省が発行した「電話加入者人名帳」。
1枚紙に100件ほどの連絡先が記され、官公庁や銀行、新聞社のほか、大隈重信、渋沢栄一、前島密などの名もありました。
やがて明治時代のうちに冊子状の「電話番号簿」になり、大正時代にイロハ順からアイウエオ順に。
昭和初期には表紙に戦闘機が描かれ、紙の入手難から発行が止まった時期もあったそうです。
戦後、電話の普及とともに、1951年に職業別と人名別に分かれ、71年から「電話帳」の名称なり、
83年、職業別の愛称として「タウンページ」が生まれました。
公共サービスの窓口を探したり、病院、タクシー、専門店、何を探すのも役立つ暮らしの便利帳でしたが、
インターネットの発達、固定電話の利用減などでピークの2005年には6300万部だった発行数は24年委は2100万部まで減少、
前年の23年には個人宅用の「ハローページ」、24年に「タウンページ」の終了が発表され、
この3月末ににすべてのタウンページの印刷、発行が終了するのです。
世の中から「電話帳」がなくなる。
子どもが熱を出した、タウンページを開いて近い小児科を探したり、
誰かにお花を贈りたいとご近所のお花屋さんを探したり、
タウンページはネットがなかった時代の紙の検索エンジンでもあったのだ。
どこの家にも電話が普及した高度成長期以降の電話長はホントに分厚かった。
家の中で何か分厚いもの、重いものが必要な時は、真っ先に電話帳だった(笑)
夏休みの宿題の「押し花」を作る時にも欠かせなかった。
子どもは時に踏み台代わりにしたりもした。ごめんなさい。
そうか、電話帳がなくなるのか。
今年の桜、押し花にするとき、どうしたらいいだろう。
電話ボックスにぶら下がっていた分厚い本の名前。その名は電話帳。
136年の厚みを、覚えておこう。


