ロバと塩と旅
最強、最長寒波が襲来。
日本列島がぶるぶる震える強烈な寒さ、雪に見舞われています。
今朝の札幌もまたまたすっぽり真っ白な雪景色。
建物も車も歩く人も雪だるまになりそうです。

厳冬の季節、お花屋さんの店先のチューリップに励まされる今日この頃(笑)
きっと宇宙から今の日本列島を見たら
日本海側を中心に真っ白になっているのかもしれない。
空を飛ぶ鳥の目からは、餌も見えない雪景色に見えるだろう。
では、ロバと歩く旅からは、今の日本はどう見えるのだろうか。
昨日、コメンテーターとして出演させて頂いたHBC「今日ドキッ!」の特集は
「ロバと旅する元新聞記者 その③」でありました。
元新聞記者の高田晃太郎さん(36)は海外で出会った働くロバの姿に魅せられ、
「ロバと一緒に働きたい」と相棒の雄ロバ、クサツネと日本列島の旅に出ます。
去年から八雲町で海洋深層水をクサツネが運び、「塩」作りに励み、
出来上がった「ロバ塩」(1袋100グラム)400袋ほどをクサツネに積んで、
11月から手作りの塩をうる行商の旅に出かけるところまでが「その②」で描かれ、
今回は津軽海峡を渡って、青森、岩手、宮城へと三陸海岸を歩く姿をカメラが追いました。
震災の記憶が残る東北を塩を積んだロバとてくてく歩く旅。
震災遺構の大川小学校で語り部の只野英昭さんの話に耳を傾け、
途中で出会った女性に勧められて、ルートを変えて女川町へと続く峠道へ。
上って下って港が見えて、また上って下って港が見える三陸の地形。
クサツネだけでは荷車を引っ張れず、高田さんが後ろから必死に押しながら山道を上る。
VTRを見ているうちに、いつしか、ロバ目線で三陸を見つめていた。
重い荷物を引きながら黙々と上って下ると急峻な地形の間に青い海が見えてくる。
山肌の折り目に港が開かれた三陸独特の地形が豊かな水産業を発展させ、
一方で想像を超えた津波の被害をもたらしたとも言えるわけで、
山と海がつながる峠道をてくてく歩かないと実感できないことかもしれないと思った。
行く先々で地元の人がクサツネを見ると近づいてきて声をかけてくれる。
「クサちゃん」と頭をなでてくれるおばあちゃんのズボンをカプリと噛むクサツネ。
「痛いわ!」と驚いていたおばあちゃんは小言の代わりにでっかなおにぎりを差し入れてくれた。
クサツネ、優秀な外交官である。
クサツネと旅する高田さんは、現代の遊牧民、ノマドだ。
定住して資源や自然を所有するのではなく、クサツネが食べる分だけの草があればいい、
必要なだけの自然を求めて、化石燃料を使わずに一人と一頭でてくてく移動し、手作りの塩を売りながら移動する。
まさに「少量消費」「少量生産」、そして心はとてつもなく豊かなのだ。
SDG’Sのお手本かもしれない。
現代の遊牧民、クサツネと高田さんの旅。
旅先でさまざま人々と触れあい、震災から復興する東北の今を歩く。
その旅を映像で追体験しながらたどっていると、
今の日本にとって大切なひとつの「座標軸」が浮かび上がってくるような気がしました。
今週19日、クサツネと高田さんは無事千葉県にゴール、ロバ塩もほとんど売れました。
春ごろまでクサツネを千葉の知人に預けて、高田さんは「ロバの島」があるケニアへ旅立ち、
人生の相棒であるロバについて現地でもっと深く知り、
帰国後はクサツネと再び旅を続けるそうです。
今度はどこに向かうのでしょうか。
勝手な推測ですが、北海道と反対方向に南下するかもしれませんね。
沖縄をてくてく歩くロバと高田さん、画になるなぁ。
クサツネ、沖縄も好きになるよ、きっと。

冬の北海道は南の沖縄への憧れが募る。
イオンでも沖縄フェアが始まった。
紅芋タルト、でーじまーさん♪


