ドーナツの旅

バレンタインシーズンです。
デパートの特設会場も、デパ地下も、スーパーも、
どこもかしこもチョコレート色に染まる華やかで甘やかな季節。
もちろん、例年大人気のこちらのショップも。


ミスタードーナツ×ゴディバのバレンタイン限定ドーナツ、
と言いたいところなのですが、大人気過ぎて、朝イチから大行列らしくとっくに売り切れ(涙)
でも、限定以外にも、チョコ系のラインアップは豊富なのが嬉しい。
ポン・デ・ショコラシリーズとチョコクランチをまとったフレンチクルーラー♪


ミスド創業時のドーナツ「ホームカット」を55周年記念として復刻・進化させた、
「ニューホームカット」のあんバターと、
ココナツとホワイトチョコでドレスアップしたドーナツ、
うふふ、どれもこれも、めちゃ美味しい。

ドーナツは、どうしてこんなに心をとろけさせるのでしょう。
先日、NHK「グレーテルのかまど」がドーナツの原型とされるあるお菓子を取り上げていました。
その名は「シュプリッツクーヘン」。
ドイツ東部の街エーベルスバルデで生まれた揚げ菓子です。

「シュプリッツ」はドイツ語で絞り出す、「クーヘン」はお菓子という意味。
水とバター、砂糖、塩を入れ沸騰させた鍋に小麦粉を入れて練りあげ、卵を加えた生地を
星型の金型で絞り出して揚げて砂糖のフォンダンをかけたお菓子が「シュプリッツクーヘン」。
発明したのはエーベルスバルデの菓子職人、グスタフ・ルイ・ツィーデマン。

1842年、ベルリンと街を結ぶ鉄道が開通し、エーベルスバルデは工業都市として発展、
アイデアマンだったグスタフは鉄道の乗客に「シュプリッツクーヘン」を販売を始め、
鉄路の発達とともにお菓子の評判はドイツ全土、ヨーロッパに広がっていきました。
当時はフランスやオランダなど各国で揚げ菓子が大人気だったのです。

「シュプリッツクーヘン」のレシピ、出来上がったねじねじのお姿・・・何かに似てる・・・
そーです、ミスドでおなじみの「フレンチクルーラー」。
シュー生地を揚げたお菓子はフランスのベニエなど、
元々、四旬節の前のマルティグラに食べるものとしてヨーロッパ各国で親しまれていました。

やがてヨーロッパから新大陸に渡った移民によってアメリカに持ち込まれ、ドーナツへ。
当時の書物にも「シュプリッツ・クーヘン フレンチ・クルーラー」という記述があるそうです。
フランスのベニエから「フレンチ」、「クルーラー」は「ねじれた」という意味のオランダ語をあわせて
「フレンチ・クルーラー」という名前になったらしい。

軽い食感のねじねじ生地に甘いフォンダンがたっぷりかかった「フレンチクルーラー」。
てっきりミスドオリジナルかアメリカ生まれと思っていましたが、その歴史を紐解けば、
ヨーロッパからアメリカへと渡った移民が伝えた食文化の集合体だったのですね。
人々が移動すると、美味しいものも伝わる。
ドーナツの歴史を想う。

★★★本日1月28日(水)HBC「今日ドキッ!」にコメンテーターとして出演させて頂きます。
どんな話題に出会えるのか、わくわくドキドキで行ってきまーす!