年の曲がり角

冴え冴えと冬の月が輝いている。
明け方の西の空に満月が雲の切れ間に浮かんでいました。
まんまるお月さまも冬本番になると少し寒そうに見えて、
ふかふかのダウンコートを着せてあげたくなります。


12月に入って忘年会シーズンになりました。
「忘・新年会『実施予定』58%」
朝刊にこんな見出しの記事が載っていました。
道内企業の約6割がこの年末年始に忘・新年会を予定しているとの結果を調査会社がまとめたそうです。

開く比率が高いのは金融・保険業や運輸業で、目的は従業員同士の親睦。
一方、コロナ前は開催していたものの、今年は見合わせている企業も2割近くあり、
コロナ前も今回も実施せずを合わせると忘・新年会なしの割合は4割強。
忘年会ありが6割、なしが4割、多いか、少ないか、
コロナを境に実施割合が下がっている実感はありますね。

かといって、忘年会自体が少なくなっているかというとそうでもない。
札幌のススキノ界隈などでも飲食店の客足はコロナ前の水準にまで戻っているようですが、
少人数の予約は増えている一方で10人以上の予約は減ってきていると聞きます。
親しい友人同士、気の合う仲間や趣味の仲間など少人数の忘年会はなかなか盛況ですが、
会社単位、職場単位の大人数の忘年会は・・・ちょっとね・・・という傾向らしい。

先の調査でも「ニーズが高くない」「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」などが
実施しない理由にあがっていたそうです。
「親睦を求める会社側と、気の合う仲間との飲み会を優先した社員との間でギャップが生じており、
忘・新年会のあり方が曲がり角を迎えていると」調査会社も分析しています。
曲がり角・・・確かに、そうかも、しれない。

自分が社会人となった1980年代はバブル全盛期、忘年会も派手で規模が大きかった。
どこそこのディスコやレストランを借り切ったド派手な宴会をする会社もあったし、
とにかく参加人数が20,30人は当たり前、温泉に泊りがけなんてのもあった。
年末の忘年会は参加するものとみんなが思い込んでいた時代だったのだろう。

でも、そんな時代でも内心、参加するのがしんどい人もいたはずだ。
お酒が苦手だったり、大人数のコミュニケーションがしんどかったり、早く帰りたい事情があったり、
笑顔でカンパ~イ!の陰にきっとさまざまな思いも隠れていたと思う。
親睦は大事だし、仕事に役立つ話も聞けたかもしれないけれど、色々我慢していた人もいたはずで、
それがコロナを機に潮目が変わりつつあるのは確かだと思う。

忘年会、年賀状、年始の挨拶、新年会。
年末年始の恒例行事も時代とともに少しずつ姿を変えていくのでしょう。
色々なものが曲がり角に来ているのかもしれない。
でも、今年一年お疲れさま、来年もよろしくねの気持ちは変わらない。
12月、年の曲がり角に幸願う。


六花亭の季節のお菓子「君が家」
甘酸っぱいリンゴのパイ菓子。
オーブントースターで温めると焼きたてアップルパイになる♪
今年もお疲れさまと、夫婦でおやつを楽しむ12月。