冬春菊

春の菊と書いて「春菊」
名前は春だけど、旬は冬の美味しい葉野菜。
寒さ厳しい冬を暖めてくれる鍋物には欠かせない野菜です。
白い雪景色の季節に濃い緑が映えます。


独特の香りの強さとほのかな苦みが大人な葉野菜。
そんな「春菊」の概念を変える「春菊」に出会いました。
伊達市が誇る地域ブランド「伊達野菜」の春菊です。
一見いつもの春菊と同じように見えますが、これが全然ちゃうねん。


可愛い武士のイラストが歴史ある伊達らしい伊達野菜の春菊。
原産地は地中海沿岸で東アジアだけで食用とされる葉野菜ですが、実は日本では2つに大別されます。
香りが強い「中葉」と呼ばれる品種と香りも味も柔らかい「大葉」の2種類が栽培されていて、
主に関東が前者、後者は関西が主流となっていますが、
北海道でも温暖な伊達では香りや味が柔らかい「大葉」の出荷が可能になっているのでした。

知らなかった~。春菊に関東系、関西系の2系統があったとは。
「大葉」と呼ばれる関西で好まれる春菊は「菊菜」とも呼ばれます。
葉の切れ込みが浅く、株が横に広がる株張り系、柔らかく、苦みやえぐみが少ないために
鍋だけでなく、サラダなどの生食にも向いているのだそうです。
さらに生産地の伊達情報によると、特におすすめは、春菊のしゃぶしゃぶだとか。


春菊のしゃぶしゃぶ?マジですか?
さっそく、食べやすい大きさにカットして鍋の横にスタンバイ。
確かに関西系の「大葉」種、緑色も葉の切れ込みも少し浅い、香りもやや柔らかめ。
今回は冬の鍋の定番「鱈ちり鍋」で試してみましたよ。


ふつふつ湯気が立つ鱈ちり鍋に伊達野菜の春菊をゆらゆら、しゃぶしゃぶ・・・
さっと引き上げて、たれにつけて、ぱくり・・・
う~ん!美味い!!!春菊のやさしい香りが鼻に抜け、
あれ?苦みもえぐみもないよ、美味しいよ、こりゃ、サラダでもイケる。

同じ春菊でも関西で好まれる大葉種は、全然違う風味で、これまた美味しい葉野菜でした。
野菜の世界は奥深くて面白い、ますます野菜が好きになります。
春に菊のような花を咲かせるから「春菊」、でも旬は冬、またの名を菊菜という。
もうひとつ「冬春菊」とも名付けたくなる師走なのでした。

★★★本日12月10日(水)HBC「今日ドキッ」にコメンテーターとして出演させて頂きます。
どんな話題に出会えるのか、今日もわくわくドキドキで行ってきまーす!