働く人

もう、いつでもサンタさんをお迎えできます。
我が家の玄関ドアにクリスマスリースを飾りました。
いくつになってもクリスマスの飾りを見るとウキウキわくわくするもので
「お、クリスマスが来たね!」と帰宅した夫も喜んでおりました。


昨年から新顔のオーナメントも加わりました。


スイートチリソースボトル型のオーナメント。
アジア料理でおなじみの調味料がリースにお似合い♪
ユーモラスなセンスがたまりません。


赤と緑のストライプがキュートなオーナメント。
どちらも息子たちのコペンハーゲン土産。
デンマークのインテリアプロダクトブランド「HAY」のオーナメントで
クリスマス気分がさらに楽しく盛り上がりますが、
この時季になると、今年の世相を振り返る言葉も気になってきます。

「働いて×5」が流行度大賞。
昨日「2025新語・流行語大賞」が発表され、
高市早苗総理が自民党総裁選の直後に述べた、
「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が年間大賞に選ばれました。

たまたま発表の生中継を観ていたのですが、
冒頭、ベスト10の最初に「働いて×5」が発表され、ステージ中央からブルーのジャケット姿の女性が登場。
「え?ご本人?そっくりさん?」と思ったら、まさかの高市総理ご本人。
しかも驚いているうちに、あれよあれよと年間大賞発表になだれ込む展開に、2度びっくり(笑)

受賞スピーチでは「賛否両論いただきましたが、
日本国家の経営者として貢献したいという思いだった」と笑顔で述べ、
ちなみに「働いて」の回数は3回でも5回でも大きな違いはないとも話していました。
自民党総裁選は10月、まだ新しくホットな印象が強いワードですね。

「働く」に関して気になる記事が朝刊に載っていました。
「大工半減 敬遠する若者」
木造住宅の工事や修理を担う大工さんの数がこの20年で半分以下に減っていて、
企業に雇われない「一人親方」の働き方や賃金の低さなどが要因だそうです。

働いて働いて働いても労働環境が改善されない現場があるということですね。
一定の賃金や労働時間が守られる就業環境を実現するために
「社員大工化」を促進する必要があると専門家は指摘します。
若い人が「働きたい」と思ってもらえる現場に向けての模索が続いているようです。

子どもの頃、「働く」現場を眺めることがとても楽しかった思い出がある。
近所の家の工事現場、大工さんが鉋をかける手さばきに見惚れたものです。
紙よりも薄く木が削れていく様子、トントントトンとリズミカルな釘打ち、
すいすいと木組みの上を木材をかついで移動する大工さんの動きに魅了された。

畳屋さんでは職人さんが水を口に含んでプーッと一気に霧吹き、
でっかな太い針でぶすぶす畳を縫うさまに見入ってしまったし、
魚屋さんは切れ味鋭い出刃包丁で魔法のように魚をおろし、
豆腐屋さんではでっかな釜で三角の油揚げをあげていた。

街のあちらこちらで子どもたちが「働く」現場を見られた時代だった。
パン屋さんが食パンをスライスする手つき、お菓子屋さんが量り売りのお菓子を袋に入れる早さ、
お総菜屋さんが経木を円錐形にまるめておから炒りなんかを詰めてくれる様子、
それぞれのプロの技に見惚れて、大きくなったら、お店やさんになりたいと
家で空き箱を包装紙で包んでみたりして、お店屋さん気分を味わっていたものだ。

デジタル化、AI時代の到来で「働く」現場がなかなか目に触れにくくなっている。
大工さんが働いていた現場、木を削る音、釘を打つ音、木の香り、威勢のいい掛け声。
昭和の働く現場のことは五感の記憶に残っている。
「働く×5」 働く、を考えた。