いいドキドキ

うむ・・・憂鬱そうなダークグレーの明け方の空。
低気圧と寒冷前線の影響で荒れ模様のお天気が予想されています。
木々も駐車場の車もうっすら白く雪化粧。
雪雲の気分次第でもっと降り積もるかもしれません。


明け方の東の空、濃いダークブルーと白んだ地平線の境界に
ぽつんと明るく輝く星が見えました。
明けの明星、金星です。
この季節は明けの明星に月が近づく現象もみられるそうですが、
今朝は・・・・観測できませんでした。残念。

「演奏会の緊張 科学の視点でケア」
朝刊のくらし面に興味深い記事を見つけました。
ピアノ演奏の直前にあがってしまって大失敗、そんな舞台での「あがり」を科学の力で克服できないか、
芸術家のための科学と医学の研究者が講演する公開イベントが開かれるそうです。

24日に東京で開催されるイベントのテーマは「科学が芸術に何ができるか?」
芸術家のための研究は腱鞘炎やジストニアなどの研究が先行していましたが、
強い不安で本番に力が発揮できない「舞台恐怖症」への基礎研究も始まり、
演奏会の緊張への科学的、医学的アプローチも進んできているそうです。

本番直前の「あがり」は学術的には「音楽演奏不安」と呼ばれます。
「失敗したらどうしよう」など不安になって心臓ドキドキ、汗が出たり、手が震えたり、
練習通りの演奏ができずに失敗してしまう。
多くの人が経験し、中には克服できずにその道をあきらめてしまうケースもあるとか。

「あがり」を研究のため、観客と審査員をつけた演奏コンクールを開き、
音大生らアマチュアのピアニストに心拍計をつけてもらったところ、
プロのピアニストはリハーサルでも本番でも心拍数が1分間に140回を超えていましたが、
アマチュアの人は本番だけ心拍数が大きく上がったそうです。

この現象こそ、「あがり」の科学的正体のひとつともいえます。
「リハーサルで本番をイメージして似た状態を経験できたおかげで本番もうまくいった」。
リハも本番も高い心拍数だったプロの言葉が実に重要な示唆をしています。
これ、私自身もプレゼンテーションの講座などでいつもお伝えしていることなんです。

本番直前のリハーサルで、舞台、観客、状況設定などイメージをして臨むこと。
つまり本番同様に心臓ドキドキ、心拍数が上がる経験をしておくと、
いざ本番で急激に心拍数が上がって心身ともにパニックになることを避けられる。
上記のプロ演奏家もリハでドキドキしておくと、本番で緊張してきても
「『ドキドキしてきた、いいぞ』と思えるようになった」と話してします。

誰でも舞台に上がる直前は緊張する。
人前で話したりするのは胸がドキドキする、不安になる。
交感神経の過活動によって心拍数が上がったり、発汗、手足は震えたりするのは自然な身体反応。
その状態をリハーサルで経験しておくと、
ネガティブな緊張からポジティブな緊張にシフトしやすくなるというわけですね。

ドキドキすることは、悪いことじゃない。
一生懸命だからドキドキするんだ。
悪いドキドキから、いいぞいいぞのドキドキへ。
いいドキドキ、のススメ。


北海道銘菓「ノースマン」
先日札幌でコンサートがあったスノーマンファンにも人気のお菓子。
ノースマン、スノーマン、親和性ありあり。
スノーマンも本番直前は緊張、する、よね?きっと。