大人様
紅葉前線が日本列島を赤や黄色に染め上げています。
色づきを示す紅葉マップでは東北から関東にかけてがそろそろ「見頃」、関西から九州にかけては
今月中旬から来月にかけて色づく予想で赤や黄色で示されていましたが、
あら、北海道は色がついていない・・・すでに「落ち葉」とのこと。

確かに駐車場の一本桜も色づいた葉がはらはらと地面に落ちていました。
赤や黄色の落ち葉が降り積もる様子は・・・いとをかし。
風情がありますが、まだまだ木々には色づいた葉が残っています。
肌感覚では今の札幌の紅葉は、見頃+落ち葉、どちらも美しい季節です。
なんて、木々の紅葉の進み方を気にするようになったのも、大人になってから。
子どもの頃は、秋の木の葉の色づきなんて、いちいち気にしていなかったなぁ。
お絵描きとかお散歩で、「葉っぱさん、きれいね~」なんて
親や先生とか、つまり大人に言われて、はあ、そーかと思ったくらいかも(笑)。
年を重ねると、季節の移ろいに敏感になっていくものですが、
年を重ねると、なかなか注文しにくくなるメニューもある。
そーです、「お子様ランチ」です(笑)
てっぺんに旗が立った山型のチキンライスにエビフライ、ハンバーグ、ウインナー、
大好きなものがちょっとずつ華やかに盛り付けられたお子様ランチ。
お子様じゃなくても、食べたくなる。
だって一つのお皿に少量多品種がバランスよく盛られた理想のお料理でもあるわけで、
大人だって実は食べたいメニュー、ナンバーワンですよね。
ってことで、お店で頼みにくいんなら、おウチで作っちゃえばいい♪

「2025秋の大人様ランチ」♪
実はコレ、ちょっと賢いリメイク料理でもあります。
まずメインは戴き物の「松坂牛入りハンバーグ」、
レトルトのハンバーグとソースを湯煎するだけでOK。
付け合わせは小玉ねぎとインゲンをバターで炒めてさっとスープ煮、
冷凍しておいたトーキビも加え、キノコのバターソテーと、前夜の小松菜のナムルも添え、
ベビーリーフにミニトマト、白いごはんを山型に抜いてパセリを散らして出来上がり。
うふふ、なんか、テンションが上がる~!
冷凍庫と冷蔵庫にあったモノ総動員で作れちゃった。
「ウチでハンバーグが食べられるなんて」(笑)
夫婦二人暮らしの食卓ではほぼ登場しないハンバーグに、夫は子どものように喜んで頬張る。
大人様ランチに、感涙、ふふ、シェフ満足。
お子様ランチの発祥は1930年(昭和5年)に日本橋の三越本店の食堂で提供された「御子様洋食」で
そのメニューが日本全国に広まり、戦後に「御子様ランチ」と呼ばれるようになりました。
元祖お子様ランチが登場した1930年の日本は前年の世界恐慌の影響で不況が続き、
「せめて子どもには明るい夢のある食事を」とうう願いを込めて考案されたと言われます。
誕生から95年。
物価高に苦しむ暮らしが続くなか、大人も明るく夢のある食事を楽しみたいもの。
冷蔵庫のありものをちょっと工夫してワンプレートに盛り付けてみるだけでも
我が家流の「大人様ランチ」が作れちゃったりします。
今度は山型ごはんに旗を立ててみようか。
おまけにビターチョコをつけてみようか。
オレンジジュースよりはワインがいいな。
大人様ランチ、夢は広がる。
☆☆☆本日11月5日(水)HBC「今日ドキッ!」にコメンテーターとして出演させていただきます。
どんな話題に出会えるのか、わくわくドキドキで行ってきまーす!


