境界線を溶かす

甘く、ほろ苦く、香り高く。
そっと”境界線”を溶かす。
遠い国と身近な暮らしをつなぐ。
チョコレートが、想いを、伝える。


小さな宅配便の箱を開けると、
愛らしいチョコレートのタブレットが現れました。
「MAAHA CHOCOLATE」。
境界線を溶かすチョコレート、です。

ある日本人女性がガーナでチョコレート工場を立ち上げた本を読んだ夫が、
その商品をオンライン注文していたのでありました。
読書の秋がもたらした、素敵な甘い出会い。
そのブランドストーリーを知れば、さらに味わいは深まる。

「MAHAA」はガーナ・チュイ語で「こんにちは」を意味する言葉。
幼い頃からチョコレートが大好きだった田口愛さんは19歳でガーナを訪れ、
チョコが好きでもカカオ農家のことを全く知らなかったこと、
ガーナの人々にはチョコは日常的に口にできるのではなかったことを知り、
ガーナでチョコレート産業を立ち上げることを決意するのです。

ガーナの人々がチョコレート文化を楽しみ、カカオ農家の生活が豊かになることを目指して
現地でのチョコレート工場の建設を進め、
ガーナのカカオ豆を使ったブランド「MAAHA CHOCOLATE」を立ち上げました。
田口さんのガーナでの活動はNewsWeekの「世界に貢献する日本人30」にも選ばれています。

「MAHHA」のコンセプトは、境界線を溶かす。
チョコが大好きでもカカオ農家の現実を知らなかった。
甘いチョコを消費する国とカカオ豆を生産する国、大きな隔たりを埋めていきたい。
「MAAHA」のチョコが色々な境界線を溶かし、遠い国の人、身近な大切な人に
それぞれの想いを伝える存在になってほしい。

一番シンプルなカカオタブレット(オリジナル)を口に含んでみました。
ふわぁ・・・と鼻腔を駆け抜けるカカオ豆の芳香。
カカオニブを感じる心地よい舌触り、カカオの苦みを絶妙に調節してくれるキビ砂糖。
混じりけなしのおいしさにダイレクトでカカオ農園とつながった気がした。

「好き」が仕事になる。
しかも、その仕事が、国と国、人と人をつないでいる。
ソーシャルビジネスとしての成功モデルである同時に商品として価値のあるチョコレートは
JALのファーストクラスやCOACHのノベルティーなどにも採用されているそうです。

チョコが「好き」で、ガーナに渡航、そこで「好き」だけは終わらない現実を知り、
世界に横たわる境界線を溶かすビジネスモデルにつなげていく。
HAAMAのチョコがゆっくり口に中に溶けていく。
目の前に大きな海原が広がっているような気がしてきた。

☆☆☆本日10月29日(水)HBC「今日ドキッ!」にコメンテーターとして出演させて頂きます。
どんな話題に出会えるのか、わくわくドキドキで行ってきまーす!