拍手喝采

暑くて、この夏、やめたこと、できなかったこと。
今朝のラジオからこんなお題が聴こえてきました。
「朝のウォーキングを諦めました」「ラーメンの外食、さすがに暑くて」
わかる、わかる、朝のお味噌汁も汗だくの夏でしたもんね。


今朝の空は・・・ブルーグレーの曇り空。
真夏の青さとは明らかに違う物憂いブルーが夏を終わりを感じさせます。
とゆーことで、今朝は、夏の間ご無沙汰だった「ホットコーヒー」が完全復活。
日中の最高気温は29度の予想ですが、朝晩は季節のバトンタッチが進んでいるようです。

しかし、スポーツ界は、これからが暑い、いや熱い季節。
ファイターズは優勝をめざして絶対に負けられない試合ばかりだし、
コンサドーレもJ1昇格の可能性を賭けた熱い戦いが続きます。
スタジアムに歓喜の拍手が鳴り響きますように。

その「拍手」について興味深い記事が朝刊の科学面に載っていました。
「拍手 両手ぶつかる音じゃなかった」
アメリカと日本の研究チームが、拍手の音の正体は、両手がぶつかり合う音ではない、
そんな事実を明らかにし、研究成果がアメリカの科学誌に掲載されたのだそうです。

え?拍手でしょ?両手を合わせてパチパチするんだもん、手がぶつかる音じゃないの?
と、誰しもが思いがちですが、科学者は、違った。
研究のきっかけは、なんと、アメリカ映画「X-MEN ファイナルディシジョン」。
論文筆者の一人、米コーネル大学のソンホァン・ジョン教授がある場面でひらめいた。

映画の中で両手をたたき合わせて衝撃波を出す特殊能力者が登場、
「拍手で音が出ることは誰もが知っているが、
音の衝撃波や音が届く距離までは明らかではない、これは調べてみたい!」と
インスピレーションを得たのだそうです。
科学者は映画を観ているときも、科学の目と脳で見ているのですねぇ。

2022年に始まった研究はジョン教授の研究室にいた埼玉大准教授なども参加し、
人の手という柔らかいもの同士の衝突と音波に伝わり方の複雑なプロセスに注目、
拍手が出る時の手の動きや音、両手の間の空洞の空気圧の変化、空気の流れを
高速カメラや録音機器などで詳しく記録、分析しました。

その結果、手と手がぶつかった瞬間はほぼ音がせず、
両手の間の空洞の空気が親指と人差し指の根元の隙間から噴き出す時に音が生じるとわかり、
その音の周波数は「ヘルムホルツ共鳴」と呼ばれる現象の理論式と一致したのだそうです。
空き瓶を吹いた時にでる「ぼーっ」という音などがこの「ヘルムホルツ共鳴」。

開口部のある容器の中の空気が圧縮と膨張を繰り返し、ばねのように振動することで、
特定の音が大きく聞こえる現象「ヘルムホルツ共鳴」が
拍手の時の両手の間の空洞で起きていると解明されたわけですね。
つまり、拍手の音は、両手がぶつかる音ではなく、両手の間の空気から生じる音ってこと。

うれしい時、応援したい時、感動した時、人は拍手をする。
柔らかい両手を打ち合わせて「パチパチ」していたつもりでしたが、
手がぶつかる音じゃなく、空気が圧縮、膨張されて出る「ヘルムホルツ共鳴」だった。
確かに、拍手=パチパチ、と表記しましたが、拍手の音は厳密にはパチパチじゃないのかも。

スタジアムやアリーナ、劇場や音楽ホールなどで巻き起こる万雷の拍手喝采。
あの音は、手がぶつかる音ではなく、ある意味「衝撃波」に近いものなのかもしれない。
人にとって身近な打楽器「両手」を打ち鳴らす時、
圧縮された空気には感動や歓喜、熱気、共感、応援などプラスの「気」が加わっているようにも思える。

科学的な音の正体はわかりました。
その「拍手」には不思議な力がある。
ヘルムホルツ共鳴プラス@の不思議な何か。
それは、誰かを応援したい気持ちなのかもしれない。

本日、ファイターズはエスコンでソフトバンク戦。
拍手喝采の試合となりますように。


ホットコーヒーの季節。
秋色のおやつが恋しくなります。
「くるみとバター」
おいしい♪パチパチ(拍手)