もしも、を考える

夏の終わりと秋の初めが隣り合わせの朝。
カーテンを開ければ、す~っと涼しい空気が頬を撫でる。
札幌の最低気温は53日ぶりに20度を下回ったそうです。
昇りはじめた朝日は夏色?秋色?


今日の札幌の予想最高気温は28度。
てことは、なるほど、夏日か。
爽やかな晴れの予報、洗濯物はからりと気持ちよく乾きそう。
とすると、この心地よさは、晩夏か初秋か、むむむ、迷う朝(笑)

9月は災害について考える防災月間ですが、
昨日、コメンテーターとして出演させて頂いたHBC「今日ドキッ」の特集でも
防災、減災を考えるテーマが取り上げられました。
7月30日のカムチャツカ巨大地震に伴う津波警報についての検証です。

番組では津波警報が発表された時の対応について
太平洋沿岸の38の市と町にアンケートを行い、37の市町から回答を得ました。
その結果、道内でおよそ40万人を対象に緊急安全確保や避難指示が出され、
あわせておよそ4万7000人が高台の避難場所や避難所に避難したことがわかりました。

東日本大震災以来、14年ぶりの津波警報でしたが、
沿岸部では多くの人が実際に避難行動をとったことは防災の専門家も評価しています。
その一方で「住民避難」に関して4割弱、14の市と町が「トラブルがあった」と回答しました。

具体的には「Lアラートの入力が遅れた」「避難する車で渋滞が起きた」
「遮断機が下りたまま通行できなかった」「警報解除前に帰宅する住民がいた」などなど。
代替庁舎へ移る判断、最低限持ち込む機材、システム入力の煩雑さなどの課題に加え、
原則徒歩避難ですが、広い北海道は車社会、実際に5割の人が車で避難したという調査もあり、
避難路の整備など浮き上がった課題は今後の防災計画に生かしてほしいと思います。

さらにもう一つ、考えてしまったことがあります。
今回は真夏でしたが、もし、これが真冬だったら・・・。
雪や吹雪の中、歩いて避難できるのか、車で避難するにしても雪の坂道を上れるのか、
冬の屋外の避難場所で津波警報解除まで待機することは困難、
もし、冬だったら、即、命に関わる事態になっていたかもしれないと思いました。

国や道の防災計画も厳冬期対策を踏まえて逐次修正されていますが、
今回、浮かび上がった課題を、そっくりそのまま「これが冬だったら」という想定で
詳しく検証していく必要もあるように感じました。
防災の専門家も津波警報を経験していない自治体職員も増えてきている中で
今回の経験は課題の洗い出しができるよい機会だったと話しています。

津波警報が発表された夏。
あの時、自治体は、自分は、家族は、どう動いたか、動けなかったか、動かなかったのか。
それぞれが振り返り、浮き上がった?をそのままにしておかずに、防災、減災、備災に生かす。
災害は、忘れる間もなく、やってくるかもしれないのだから。


番組では備えて安心な防災グッズも紹介されていました。
7年保存できるおいしいチョコレートパンやごはんが炊けるポリ袋などなど。
避難生活では「いつも同じ食べ物を」を口にすることで心身の健康が保たれるといいます。
秋の訪れを感じる「米茄子の田楽」、いつものごはんのありがたさを想う。