六月の雪
★★★お知らせ★★★
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ライラック
薔薇
紫陽花
初夏の花が咲く
六月の雪が降る
薄曇りの週明け月曜日の朝。
少ししっとりした空気は緑の香りをより強く感じさせてくれます。
初夏の札幌はどんなお天気で自然の豊かさを実感できて
ますますこの街が好きになりますね。
この季節、よく晴れた日には、雪が積もります。
へ?まさか?そんな天気予報聞いてないよ!?
と、特に道外の皆さまは驚かれると思いますが、
本当です、六月の札幌は、白い雪が積もるのですよ。
その正体は、ポプラの綿毛。
ふわふわと白い雪のように舞うポプラの綿毛は初夏の札幌の風物詩。
早春に花を咲かせ、その後果実が熟して割れ、種子である綿毛が
風ののって街の中を飛び、落ちた綿毛は雪のように降り積もるのです。
市内でも北大周辺や北海道旧庁舎である赤レンガ庁舎周辺は
特に大きなポプラの木が多く、この季節は六月の雪の絶好ポイント。
先週金曜日、映画「国宝」を観た後、立ち寄ったアカプラのオープンカフェ、
赤レンガ前庭から風に乗ったポプラの白い綿毛が飛ぶ飛ぶ(笑)
最初は赤レンガ庁舎あたりで南風に乗って北へ舞っていましたが、
風向きが変わって、西から東方向へと白い綿毛がこちらにむかって飛んできた。
ふわふわふわふわ舞う六月の雪は見ている分には幻想的なのですが、
時折目や鼻や、なんだったらビールのグラスにも入りそうになったり(笑)
美しくて風情はあるものの、ちょっとくすぐったい。
また白い雪のように降り積もったポプラの綿毛は
時に火災の元になることもあり、今年も市内でポプラの綿毛に
火が燃え移って起きた火災も報告されていますから、
幻想的な六月の雪、火の用心が欠かせません。
さて、ポプラの緑の葉がさわさわと立てる音もまた心地よいものですよね。
これは葉柄という葉の茎のような部分が平たいため揺れやすいからだとか。
聖書によると、キリストが処刑された時の十字架がポプラで作られていて、
キリストの血を浴びたポプラは自分の罪を懺悔するように、
その葉をいつも揺らすようになったとも言われているようです。
ポプラの中でも特に葉を震わせる「アスペン」という品種の花言葉は「悲嘆」。
ポプラの学名「Populus」には「震える」という意味があるそうです。
またギリシャ神話ではポプラの木は英雄ヘラクレスに捧げられていて、
「勇気」という花言葉も生まれています。
北海道の風景で見慣れていたポプラですが、
古今東西の長い歴史の中でさまざまな逸話が隠されているのですね。
ギリシャ神話の英雄に捧げられ、キリストの受難の証人でもあったポプラ。
初夏の風に乗って白い綿毛が雪のようにふわふわ舞うのは、
私たちにいっぱい伝えたい物語があるかもしれない。
六月の雪。
ちょっと詩人になってみる(笑)
(写真は)
よく晴れた初夏の週末
赤レンガそばのカフェ
六月の白い雪を眺めながら
ビールをぐびり♪至福なり


