眠れよい子よ

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5月です。GW後半です。

梅も桜も辛夷も躑躅も咲いたよ。

ぽかぽか陽気になったり、ちょっと冷え込んだり、

なかなか気紛れなお天気が続いていますが、

北海道は緑萌え、花々が咲き競う素敵な季節になりました。

なのに・・・なんだか眠れない・・・

そんな夜もたまにはあるかもしれません。

「眠れない時は・・・」

朝刊の読者参加欄でこんなテーマを特集していました。

眠れない時は友だちが遊びに来てくれたなど楽しい想像をする。

寝る前に適度な運動、そして「今日もありがとう」と感謝を言葉にして

毎晩、ぐっする眠れています。

編み物をしながら深夜のラジオ番組を聴くなどなど

さまざまな眠れない夜、眠れる夜が紹介されていました。

ちょっとくすっと笑えたのが「ホットミルク」のお話。

高校生の時、眠れない夜に姉が「ホットミルク作ってあげようか?」と一言。

ホットミルク・・・何それ?素敵な名前の響きに心躍らせ待っていたら、

出されたのは「ただの温めた牛乳でした」ネーミングに酔いしれた自分、

後から姉と大笑い、今でも眠れない夜はホットミルク、

孫たちにも時々作ってあげていますとのことでした。

なんかわかる、わかります。

牛乳を温めただけなのに「ホットミルク」と名前がつくと特別感があるもの。

語感も柔らかくてやさしいし、なんだろう、とにかく素敵な響きなのだ。

子どもの頃、ホットミルクにお砂糖溶かして飲んだなあ~、

ほっこり甘くておいしかったなぁ。別に眠れない夜ではなかったけれど(笑)

眠れるマストアイテムといえば「子守唄」。

「ゆりかごの歌をカナリアが歌うよ~♪」は子育て時代の愛唱歌。

赤ん坊だった息子を抱っこしながら1番の歌詞だけ永遠リフレインしていた。

だって2番の歌詞、知らなかったんだもん(笑)

「眠れよい子よ 庭や牧場に 鳥も羊も みんな眠れば~♪」

「モーツアルトの子守唄」は誰もが口ずさめる子守唄の定番ですね。

歌詞は完璧に覚えていなくても、やさしいメロディと

「眠れよい子よ~」の歌い出しはすぐに浮かんできます。

だがしかし、実は、この子守唄の作曲者はモーツアルトではなかった!?

ドイツ語原詩の子守唄は長くモーツアルトが作ったと伝られてきましたが、

最近の研究で医師でアマチュアの作曲家ベルンハルト・フリース、

またはフリードリッヒ・フライシュマンの作であることがわかり、

モーツアルトの作曲番号K.350も1964年の第6版で改定されているそうです。

しかし長らく歌い継がれてきた子守唄ゆえに、

今でも、通称「モーツアルトの子守唄」として親しまれているのですね。

そのやさしいメロディとともに、日本語の訳詞もとっても素敵で

訳したのはドイツ語の原詩を作曲家・音楽評論家の堀内敬三さん。

MITで機械工学の修士号も取得された多才な方だったようです。

ドイツ語の原詩は「眠れ 私の王子さま 眠ってね。

羊も小鳥も休んで 庭も牧場も静かになって 蜜蜂さえも音をたてていない

月が銀色の輝きで窓からのぞいているよ・・・眠って 私の王子さま

眠ってね 眠れ眠れ 眠ってね」

堀内さんの訳詞は「眠れよい子よ 庭や牧場に 鳥も羊も みんな眠れば

月は窓から 銀の光をそそぐこの夜 眠れよい子や 眠れや」と歌います。

ドイツ語版では「眠れ 私の王子さま」とプレシャスな表現ですが、

日本語では「眠れよい子よ」と訳されていて、身近な温かみを感じます。

夜は静かで鳥も羊もみんな眠っているよ、ねんねんねんね、よい子だね・・・

そんな牧歌的で温かな風景が浮かんでくるようです。

2番の訳詞も素敵で「たなのねずみ」も眠っているし、

「奥の部屋から声の秘かに響くばかりよ 眠れよい子よ 眠れや」とあります。

幼い頃の思い出の風景が蘇ります。

夜、ふと目を覚ました時、閉じたふすまの間から灯りが漏れて

ひそやかな声が聞こえてくる。声の主は父か母かテレビの音か。

その漏れる光とひそやかな声に、ほっと深く安心したものだ。

大丈夫、一人じゃない、暗い部屋も怖くない、

そう思ってふたたび眠りについたことを懐かしく思い出す。

甘いお菓子もおもちゃもみんなそろって朝を迎えるから

安心して眠れよい子よ。3番目の歌詞もそう眠りを誘っていました。

なんだか大人も安心して眠れるような気がしてくる。

眠れない夜は、そうだ、子守唄を歌ってみようか。

大人になった自分に自分で子守唄を歌って自分を癒すのもいいかもしれない。

眠れよい子よ

子どもも大人も

みんなよい子だよ。

(写真は)

梅も咲いたよ

強い風にも負けずに

まだ散っていないよ

花の強さよ