早苗田の季節
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なんとみずみずしい
なんとありがたい
瑞穂の国の
美しい言葉
早苗田の季節
北海道の5月はまるで祝祭のように晴れがましい。
赤、黄、ピンクにオレンジ、白、紫・・・
見渡す限り一面に色とりどりのチューリップが咲き誇る。
湧別町でチューリップフェアが開催中です。
昨日21日、コメンテーターとして出演させて頂いたHBC[今日ドキッ!」、
番組冒頭を飾ったのは今が見頃の湧別町名物のチューリップ、
総面積12.5ha、植え付け面積7haの広大な敷地に
200品種70万本のチューリップが美しく咲き誇っています。
湧別町でチューリップ生産が始まったのは昭和32年のこと。
農家の収入を増やすために高収益なチューリップ栽培が導入され、
一時はアメリカなどに輸出されるほど順調に生産されていましたが、
昭和41年にオランダの球根の国際価格が下がり、
日本からの輸出が困難になり、湧別の生産農家も減っていきました。
しかし、湧別の人たちのチューリップ愛は終わらなかった。
畑の隅や自宅に庭に植え続け、昭和51年には「町の花」となり、
チューリップ栽培の歴史と花への愛を後世に伝えようと、
町民主体の植え付け作業が続けられ、町も農園整備に着手、
昭和62年に「チューリップフェア」が初開催、
翌年、正式に町立チューリップ公園として指定されたのでした。
チューリップに歴史あり。
厳しい土地で収益を上げるために始まったチューリップ栽培は
世界情勢の波にのまれ生産困難となっても愛着は冷めることなく、
畑の隅や庭に植えられたチューリップが町の花となり、
今では大勢の人々がその美しい花を愛でに訪れるようになったのだ。
本州よりもひと月遅れで今が見頃と花開くチューリップ。
寒く長い冬を土の中でじっと耐え、乗り越え、
風薫る初夏、5月のこの時季に一斉に花開くその姿はいとおしく、
開花まで丹精し続けた人々の思いに敬意を表したくなる。
土の中から芽を出し、成長し、開花し、実りの季節を迎える。
丹精が大変なお仕事なのはチューリップだけではありません。
日本人の大切な主食「コメ」も然りであります。
コメ作りの現場を、そのお米を安心して食べたい消費者の思いを
我が事として想像、実感、したのだろうか。
「コメ買ったことない」発言で農水相 更迭。
朝刊各紙1面トップはこの残念で腹立たしい記事が並んでいます。
昨年の2倍の高値が続き、生産者も消費者も厳しいさなか、
農政のトップが、何故、こんな発言ができるのでしょうか。
支援者がくれるから、米は買ったことない。売るほどある。
なかには色々、小石が混じったりしている。
高騰に苦しむ消費者も丹精込めてコメを作る生産者も
だれもかれもを傷つけ、悲しませ、憤慨させる言葉だった。
問題発言の後の釈明もさらに色々な人を傷つけた。
「売るほどある」は宮崎弁・・・。
テレビの取材で地元宮崎の人は「嘘!」と喝破していた。
また、個人的に引っかかった発言もあります。
「妻に叱られました」。
コメ買ってない発言の後、妻から電話があり、
「なくなれば買ってます」と言われた云々。
過去にも似たような釈明発言があったような気がする。
なにかやらかした御仁がメディアを前に神妙に言う。
「妻にも叱られました」。
いや、だから?妻に叱られたから、もう勘弁してってこと?
都合の悪い時だけ「妻」の陰に隠れて
「妻」の良識を盾にするような気がして、もやもやするのだ。
おっと、話がそれてきました。
そうです、お米の話です。
コメ買ってない発言の背景には様々な要因があると思いますが、
何よりも、今まさに田植えの時季を迎えた田んぼに申し訳ないのだ。
今朝の北海道新聞の「卓上四季」が空知の水田風景を綴っていました。
田植えの最盛期、田んぼに張られた水が青空を映し、
植えられた苗がきれいに整列し薫風にそよいでいた。
雪深い2月から除雪、苗づくり、耕うん、水張り、田植え、
そしてこれからも水の管理や施肥など田んぼの仕事はずっと続く。
お米は、誰かが「くれる」ものではない。
コメ農家さんのたゆまぬ仕事、お日さまや大地の力、流通に関わる人々など
さまざまな人々の誠実な努力によって実るものなのだ。
青々とした田んぼの景色を前にすると
感謝の気持ちがあふれ出て自然と手を合わせたくなる。
卓上四季が紹介したこの季節の一句にこんな言葉があった。
「早苗田(さなえだ)」。
田植えが終わったばかりの水面に太陽の光がまぶしく反射し、
まわりの景色が美しく映えるような田んぼをこう表します。
また、植えたばかりのみずみずしさをたたえて
「玉苗(たまなえ)」という美しい呼び名もあるそうです。
早苗田。玉苗。
田植えが終わったばかりの田んぼへ敬意が込めて
この国の人々はこんなにも美しい言葉で表現してきたのです。
早苗田の季節。
田んぼの玉苗よ
健やかに育ってほしい。
お米に感謝。
(写真は)
我が家のお米
ご近所の精米店で購入
食べる分だけ
少しずつ買ってます


