折り合いましょ
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客観的理想
わかっていても
こうありたい
主観的理想
折り合いましょ
20代女性の5人に1人が「痩せすぎ」。
昨日、コメンテーターとして出演させて頂いたHBC「今日ドキッ!」では
近年、懸念されている「女性の痩せすぎ」を特集しました。
日本肥満学会は日本人女性の痩せ志向に警鐘を鳴らしています。
肥満度を示す指標BMIが健康リスクを測る目安で、
BMI22が普通体重、25以上が肥満、18.5以下は低体重とされますが、
アンケート結果では普通体重の女性の9割が「痩せたい」と思い、
18.5未満の低体重であって5割の女性が「痩せたい」欲求があるいいます。
はたから見れば、まったく痩せる必要がないと思う女性でも
「キレイになりたい」「可愛い洋服を着たい」
「憧れのK-POPアイドルみたいに細くなりたい」
「インスタ見れば、カワイイ人はみんな痩せてる」などなど
本人的には「痩せたい願望」は止まらないのだ。
若い女性でなくても、その心理は思い当たるふしがあります。
BMI的には普通体重であっても、私のような年代になっても、
正直「自分は太っている」「痩せたい」って思っているものね。
体重は毎日気になるし、その増減でいまだに一喜一憂する。
まして今はSNS時代、若い女性の夢も憧れも共感もなにもかもがSNSの中にある。
小枝のように細く長い手足、小さなお顔、
お腹を出したファッションでカッコよく踊るアイドルなどのイメージが
自分にとっての「あるべき姿」「理想」になっていくのだろう。
健康を維持するための「客観的理想体重」と
こうありたいと願う「主観的理想体重」の間に大きな乖離があるのだ。
健康のために痩せすぎは良くないと頭のどこかではわかっていても
なりたい自分の前には「主観」が「客観」を上回ってしまうのかもしれない。
かくいう私もですね、身に覚えはありますよ。
素敵な洋服をまとっているお店のマネキン(トルソー)のウェストは
驚くほど細くて、自分のそれとはかけ離れていて、ガックリする。
だがしかし、年齢を重ねていくにしたがって、
徐々に徐々に、「主観」と「客観」の差が縮まってきたような気がします。
お店のマネキンのような細いウェストは、
自分にとっての「現実」にはなりえない。
もし実現しようとすれば、それは健康を害するダイエットになる。
摂取カロリーを極限まで落としてまで手に入れたい「理想」なのか。
もちろん「痩せたい」という気持ちは消えていないけれど、
自分のボディ、細いとは言えないウェストもお腹周りの何か(笑)も
すべてひっくるめて一生懸命生きてきたんだと思うと、いとしくなってきたのだ。
客観的理想と主観的理想のギャップに折り合いがつくようになって気がする。
現在の20代日本人女性の1日の摂取カロリーは1600㎉まで低下していて
これは戦後の食料難の時代よりも少ない数字なんだそうです。
食べるものがいっぱいある時代なのに、
理想のために飢えるほどの摂取カロリーになっているとも言えます。
「痩せすぎ」は深刻な健康リスクをはらんでいます。
若い女性の「痩せ願望」が危険な領域にまで進行しないように
過度なダイエットを促すコンテンツの規制など
社会的な働きかけも必要になるかもしれません。
そして、
あなたは、あなたのままで、そのままでいいんだよ、素敵だよ。
自分で自分を認められるような声かけも大切かもしれない。
客観的理想と主観的理想、折り合いましょ、ね。
(写真は)
桜が咲いた
お花見団子の季節
ほどよいおやつも幸せ


