対岸の雨

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本当に降っているのか

誰もわからない

でも、

誰かが濡れているのだ

対岸の雨

子育て世代の視聴率がなんと80%!

昨日、コメンテーターとして出演させて頂いたHBC「今日ドキッ!」で

今話題のドラマが取り上げられました。

火曜夜10時から放送中の「対岸の家事」です。

主人公は育児と家事に奮闘する専業主婦詩穂、

お隣に住む育休明けで二児を抱える働くママ玲子、

育休中のエリートパパ中谷などと関わるなかで

自分とは「対岸」にいる人たちも悩みが孤独感があることがわかり、

「対岸の火事」=他人事ではない共感が広がっていdドラマです。

私も初回から観てハマった一人。

明るくライトなタッチで描かれていますが、これは社会派ドラマです。

単なる専業主婦vs働くママの対立ではなく、それぞれの背景や、

その夫たち、彼らを取り巻く社会状況などがきちんと描かれていて

登場人物それぞれの台詞が心に刺さるのですよ。

なかでも心に沁みた台詞があります。

はたかは幸せで完璧に見える「対岸」の人も孤独を抱えている。

詩穂は絵本の文章を引用してこう表現します。

「本当に降っているのか誰もわからない海の上の雨」。

海の上の雨。

確かに遠い遠い海の上で雨が降っているのか、誰もわからない。

でも、雨は降っているのだ。

誰もが人知れず押しつぶされそうな孤独や焦燥感や不安を抱えているんだ。

海の上にも、対岸にも、雨は降る。

対岸の雨だ。

息子がまだ赤ちゃんで専業主婦のような毎日を送っていた頃、

朝、息子を抱っこしながら、ゴミ捨てに行った時、

カッカッカッとヒールの音を響かせスーツ姿の女性が

私の横をさっと通り過ぎ、急ぎ足で出勤していきました。

その瞬間、自分が取り残されているような、

強烈な焦燥感を感じたことをよく覚えています。

今は育児に軸足を置くと自分で選択したはずなのに、

もう一人の仕事をしたい自分が焦っていたのでしょう。

何かせずにはいられなくて、息子がおねんねしている間、

食卓テーブルで新聞をニュース原稿に見立てて、

ニュース読みを繰り返していたものです。

仕事をしたい自分のアイドリングは育休はできなかったのだ。

でも、あの時「対岸」に思えたスーツ姿の彼女も

絵に描いたような完璧なバリキャリライフを送っていたかはわからない。

自分だけで抱え込んでいる悩みや孤独や焦燥感がないとはいえない。

対岸にも雨は降るのだから。

いや、そもそも「対岸」なんて、存在しないのかもしれない。

番組が街で聞いたリアルなパパ、ママの声も人それぞれ、

単純に専業主婦、働くママ、イクメンなどとカテゴライズできない。

専業主婦からパートで働いていたり、子育てを終えて専業主婦になったり、

人生にはさまざまな岐路や分岐点があるし、

人生を一色で染めることはできないのだ。

「対岸」なんて、

自分が勝手に作り上げた幻想なのかもしれない。

人と人を隔てる大河などきっと存在しないのだ。

みんな一生懸命に自分の人生を生きているんだから。

対岸の雨。

火曜日の夜にテレビの前で想像する。

(写真は)

「春菊の胡麻和え」

ギリギリ忙しい

子育て時代には

胡麻を煎る余裕はなかった(笑)