ちゃんぷるー缶

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ちゃんぷるー缶

ただいま、我が家は絶賛春の白かぶ祭り開催中(笑)

みずみずしくして、甘くて柔らかい北海道産白かぶ、

その旬の時期は限られているので、

野菜売り場でそのお姿を見ると買わずにはいられなくなるのです。

鶏ひき肉と合わせてそぼろあんかけ煮にしたり、

ちょっと大人なピリ辛中華肉味噌仕立てなどで楽しんできました。

今回は・・・う~ん・・・魚介系でいきたいところですが、

海老あんかけ煮も美しくてよろしいけれど、

下ごしらえにいささか手間がかかるしなぁ・・・

そんなときの強い味方がストックされているではありませんか。

我が家のキッチンにいつも常備されているツナ缶であります。

ツナ缶は、エライ、本当に色々使えるユーティリティプレーヤー。

海老のように背ワタをとって殻を剥く手間は必要なし、

パカッと缶の蓋を開けるだけでお魚系料理に使えますものね。

よいよし。昆布と鰹節のおだしに醤油、味醂、酒、塩少々で味を調え、

白かぶを投入、落し蓋をしてことこと、かぶが透き通ってきたら、

ツナ缶と生姜の搾り汁もを加え、ひと煮立ち、水溶き片栗粉で

とろみをつけたら出来上がりです。

「白かぶのツナあんかけ煮」

はふはふ・・・ぱくり・・・う~ん・・・なんて優しい美味しさでしょう。

甘くとろけるような白かぶにツナの旨みがコクと与えて超美味。

とろとろのおだし・・・これは「飲める」一品です(笑)

ツナ缶は、本当にいい仕事をしてくれます。

実はツナ缶の真の実力に気づいたのは愛する沖縄がきっかけです。

沖縄はツナの売り上げ金額が全国平均の4倍というツナ王国、

スーパーに行けばその実力、存在は一目瞭然。

県外のスーパーではツナ缶はバラ売りがせいぜい3個パックが主流ですが、

沖縄ではパックどころか12個入りの箱詰めがドカンと並んでいます。

平たく12個が敷き詰められた箱が何段にも重ねられているさまは圧巻。

沖縄ではツナは「箱で買う」というか「箱でもらう」「箱で贈る」ものなのです。

沖縄は戦後アメリカの食文化の影響などもあり、

ポークランチョンミートなどの缶詰が食生活で受け入れられていて

暑い気候でも保存がきくお魚の缶詰ツナ缶も人気となり

日常の沖縄料理で大活躍するようになっていったのです。

さらに沖縄ではお中元やお歳暮などの際には

県外のような「ちょっといい物を贈る」というよりも

「いつでも使える日用品を贈る」という贈答文化があり、

箱入りのお米などを贈ることが一般的で、その流れで

80年代から箱入りのツナ缶を贈るようになったと言われています。

ツナ缶は沖縄の定番ギフト、なんですね。

ツナ缶を贈ればまちがいない、誰でもどちら様でも喜んでもらえる。

県外ではツナ缶と言えばサラダかサンドイッチ、おにぎりの具くらいですが、

沖縄ではゴーヤチャンプルー、ソーミンチャンプルー、麩チャンプルー、

ニンジンシリシリなどなど様々なお料理に使われています。

ツナ缶を単なる「素材」としてだけえはなく、

ツナの油ごと「調味料」としてチャンプルーすることで、

お魚の旨みをあますことなく上手に利用しているのですね。

そんな沖縄のツナ文化を目の当たりにして以来、

我が家のツナ消費量もぐんと増えたような気がします。

ツナ缶は1903年にアメリカで生まれたとされ、

日本での製造は1929年から静岡で始まり、アメリカにも輸出されたそうですが、

海の恵みを閉じ込めたツナ缶の魅力は沖縄で開花したとも言えます。

さまざまな食材を美味しくまとめるちゃんぷるーな缶詰。

ツナ缶は、ちゃんぷるー缶なのでした。

(写真は)

「白かぶとツナのあんかけ煮」

みずみずしいカブとおだしとツナが

美味しくちゃんぷるー♪