OKOMEの国

TEMAKI
IZAKAYA
OMAKASE
世界が夢中に
OKOMEもね

知らない間になんだか、スゴイことになっていた。
いや、知らないのは、我々日本人だけなのかもしれない。
SUSHITENPURA、どころじゃない、
想像以上に世界は「日本食」にぞっこん、らしい。

先日のNHKスペシャル「新ジャポニズム FOOD 日本食が”世界化”する」を
観て、いやはや、驚きました。今、日本食が世界中で大きな進化を遂げていた。
世界には現在19万軒の日本食レストランがあり、その9割が外国人の経営者で
日本食に魅了された外国人によって日本食が独自の形に発展、広がっているのだ。

番組では世界各国で広がっている多種多様な日本食レストランを取材。
これがまあ、本当に驚きの発展っぷりなのですよ。
スペインの予約困難な超人気レストランの前菜はなんと「塩辛」。
それもイカの姿まんまのイカ墨仕立ての真っ黒な塩辛で
世界の食通や有名シェフが美味い美味いと皿を指でなめるほど。

さらに「豚の鼻のおでん」生ハムでだしをとった驚きの一品。
スペインの伝統食材である豚の鼻を日本食のおでんに発展、進化していた。
またお肉大好きなブラジルで国民食となっているのが「TEMAKI」。
そうです、海苔で好きな具を巻く、手巻き寿司。

「TEMAKERI」と呼ばれる手巻き専門店が大人気で
多彩な具、手軽さ、ヘルシーさが大ウケで、ホームパーティーでも定番。
マンゴーなど南国食材も取り入れ、なんと油で揚げたTEMAKIも人気。
それでもシュラスコよりは、カロリーオフだからねー。

サウジアラビアでも「IZAKAYA]が絶大な支持を集めていました。
「イラッシャイマセー」「トオリマスー」とスタッフの掛け声も居酒屋モード、
さまざまな料理をみんなでわいわいシェアしながら楽しめるスタイルは
プライベート、デート、ビジネス、どんな場面でも使えると
客層も年代も人種も実にバラエティに富んだIZAKAYA空間が広がっていた。

NYやロンドンの寿司レストランでは「OMAKASE」が大ブーム。
料理人とお客の信頼によって供されるサプライズがたまらないらしい。
さらに美食大国フランスの魚市場で最も評価されているのは「IKEJIME」。
日本発の「活〆」。魚の価値と選択の幅を劇的に上げる技だ。

フランスの三星シェフのスペシャリテの秘密は「DASHI」。
だしと白ワインとバターで仕上げたクールなソースだった。

TEMAKI、IZAKAYA。OMAKASE、DASHI・・・

世界で独自に発展、進化中なのだ。

日本食が世界各国でローカライズ、アップデートされている現実に圧倒された。

世界化する日本食を提供する外国人経営者たちは
日本で修業したり、留学した人もいれば日本に来たこともない人もいたが
彼らに共通しているのは日本食への深い尊敬とともに既成概念にとらわれず、
自らの食文化や食習慣と柔軟に折り合いをつけているところだ。

日本食は日本人が想像する以上に無限の可能性を秘めている。
食材に感謝し、山海の恵みを上手に組み合わせて生かす日本食の技と心を
これほどに世界が夢中になっているということは、
日本が誇る最も大切な食材の未来に大きく関わっているとも思いました。

そうです。お米です。
日本人が昔から敬意と感謝をこめて「お」をつける「お米」。
これだけ日本食が世界化しているということは、
同時に日本の「お米」の価値が相当高まり、
その需要も増加する可能性があるのではないでしょうか。

これまで日本のジャポニカ米のような短粒種は
世界的に需要が少ないとされ、輸出には消極的な印象がありましたが、
まずは国内需要をしっかり満たした上で、さらに生産を増やして、
日本のお米の魅力を世界に知ってもらうことも不可能ではないかもしれません。

お米を作る農家さんの努力が正当な対価を得られるためにも
たくさんの人に美味しく日本のお米を食べてもらいたい。
そのためには安心してお米を作れる、
そして消費者が安心してお米を買える、
そんなお米の国であってほしいと切に願う。
お米高騰の今日この頃なのでした。

(写真は)

礼文島産天然鮑の

炊き込みご飯

OKOME

日本の美味しい宝