桜千年紀行

★★★お知らせ★★★

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しばしお待ちくださいませ★★★

咲いた、咲いた、桜が咲いた。

桜前線の旅は

世界でも最も長い

貴重な花データだった。

2025年桜前線ご一行様は順調に北上中。

4月4日には仙台で開花、北へ北へ旅を続けています。

津軽海峡を渡って北海道への上陸予想は

最も早い松前町で4月18日、札幌は平年より8日早い4月23日とか。

すでに室蘭や札幌で早咲きの桜が開花しているようで、

うふふ、いよいよ北海道は桜色に染まる季節がやってきます。

今年の桜前線、特に北海道での開花は早いようで、

全道的に平年より1週間ほど早い開花が予想されていますから、

お花見計画も早めに前倒しで立てておいたほうが良さそうですね。

桜咲くのはうれしいけれど、

それにしても、開花、早くなっている感覚ありますよね。

札幌の開花もGWあたりというイメージでしたが、

近年は4月中に開花、GWには葉桜ということも珍しくありません、

「今日の花見1200年 地球が分かる」

昨日の新聞にこんな特集記事の見出しが載っていました。

古文書や日記には「桜が満開」「花見をした」など記録が残り、

京都の桜は満開日が1200年に渡って断続的に確認できる、

世界で最も長い花のデータとされているそうです。

日本に残る最も古い桜の満開日の記録は平安時代の812年。

史書「日本後記」に「和風 数重りて 百花開く」と

嵯峨天皇が京都市中京区の神泉苑で「花宴節」を催し歌を詠んだとあり、

これが、それまで梅が主流だった花見が桜に変わった契機とされます。

歴史上の花見で最も有名なのが戦国時代末期の1598年、

権力の絶頂にあった豊臣秀吉が京都市伏見区の醍醐寺で開いた「醍醐の花見」。

古から桜の名所だった醍醐寺は応仁の乱で荒れ果てていましたが、

秀吉は現在の滋賀、大阪、奈良などから700本の桜を集めて植え、

自ら庭園を設計し再建、絢爛豪華な花見の宴を催したのでしたた。

記録によると「醍醐の花見」当日は現在の暦の4月20日。

600年後の今も醍醐寺は桜の名所として賑わっていますが、

満開日は1820年ごろからどんどん早くなり、

近年は毎年のように記録を更新、これまで最も早かったのは

2023年の3月25日で、次が21年3月26日なんだそうです。

京都の桜、秀吉の時代から、一か月も満開日が早くなっている。

古文書や日記に記された花見の記録が地球温暖化を物語っているわけで

「京都の桜は生物季節学における世界最長の年間データだろう」と

世界の研究者が気候変動の一つの指標となると注目しています。

特集記事に掲載された桜色のグラフを見ると、まさに一目瞭然。

「京都の桜の満開日」を示すグラフは縦軸が元旦から満開日までの日数、

横軸が800年代から現代までの年数となっているのですが、

桜色の折れ線グラフは1920年以降から右肩下がりとなり、

1980年代から2000年代以降、はっきりと急速に下降していて、

つまり、近年、急速に満開日が早くなっていることを示していました。

産業革命によって化石燃料が大量に使用されるようになり、

地球温暖化の要因となるCO₂が放出され、

都市化が進むことでヒートアイランド現象も重なって、

桜が咲くのが年々年々、加速度的に早くなっている。

右肩下がりの桜色のグラフが物語ること。

咲いた咲いた桜が咲いたと浮かれるばかりではいかんのだと

1200年の桜データの前で深く考える4月の朝。

千年先まで地球を、桜を、残したいもの、ね。

(写真は)

花屋さんの店期には

チューリップ前線到着

富山県産の黄色い品種

きれいだね、春だね