カナリヤと月

ねんねこ

子守仲間は

いっぱい

いたんだね

カナリヤと月

春が一足飛びにやってきた?

昨日から4月並みの陽気となっている札幌、

昼間の日差しはぽかぽか、幹線道路の路面はすっかり乾き、

小さな道に残る雪も解けてスムージーみたいになっていました。

今日も朝から穏やかな春のような青空が広がり、

雪割りには絶好の土曜日になりそうですが、

週明けからぐんと気温が下がる寒の戻りが予想されています。

春まではなかなかアップダウンの激しい道のりが続きますね。

そんな土曜日の早朝、いつものように早起きしてテレビを点けると、

NHK「みんなのうた」から懐かしい子守唄が流れてきて、しばしほっこり。

北原白秋作詞の「ゆりかごのうた」です。

ゆったりとやさしいメロディと歌詞が・・・沁みる。

♪ゆりかごのうたを カナリヤがうたうよ

 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

一瞬で息子が赤ちゃんだった時に心がワープしてしまった。

歌ったな~、歌った歌った、何度も繰り返し歌ったよ。

30代で出産するまで子ども関係とは無縁の生活を送っていたため、

なんせ子守唄のストックがない。そらで歌えるのはこの1曲だった。

しかも、歌詞がわかるのは1番だけ。

まるで壊れたプレーヤーのように何度も何度もリプレイして歌ったものだ。

たそがれ泣きをす小さな息子を抱っこして

お背中トントンしながら、家中を歩き回りながら、

ベランダに出て夕暮れ近づく円山を眺めながら、

息子が寝入るまで何度も何度も1番だけを繰り返し歌った。

カナリヤさんは、いったい、何度登場しただろうか

いい加減子守にも疲れてしまっただろう、オーバーワークを謝りたい。

などと思い出しながら「みんなのうた」を眺めていると、

「ゆりかごのうた」は2番、3番、4番まで続いた。

フルコーラスでじっくり聴いて、今更知った。

ゆりかごの赤ちゃんを子守してくれたのはカナリヤさんだけではなかった。

2番は「びわの実」、3番は「木ねずみ」、4番には「黄色い月」が出てきて

それぞれにやさしく赤ちゃんをあやしてくれるのでした。

びわの実が揺れるのは4月から6月頃、木ねずみとはリスのこと、

やがて黄色い月がかかるから、歌の情景は夜へとむかって終わります。

黄色いカナリア、オレンジ色のびわ、緑の森の木ねずみ、黄色い月、

うららかな春、眠るみどりご、見守る自然のやさしさ。

なんて素敵な子守唄なのでしょう。

カナリヤと月など歌全体にやさしい黄色がモチーフになっています。

赤ちゃんと黄色ってとてもお似合いでベビー用品にも黄色はよく使われる。

息子にも黄色いひよこがアップリケされたロンパース着せてたなぁ。

慣れない子育て、たそがれ泣きに自分が泣きたくなったあの頃、

唯一手持ちの子守唄、カナリヤさんばかり繰り返し歌っていたけれど、

びわの実、木ねずみ、黄色い月、子守の仲間はいっぱいいたのですね。

あかちゃんを温かくも守る黄色い仲間たちに、

今さらですが、心からありがとうと思う朝だった。

(写真は)

琉球張り子の

黄色い仲間「鳩パン」

なぜ食パンに上に?

鳩に聞いてみよう(笑)