おかえりステーキ

ふるさとを

旅立ち

大海原から

帰ってきてくれた

おかえりステーキ

気がつけば、いや気がつかなくても(笑)弥生三月です。

明日は雛の節句、桃の花に桜餅、心はもう春一直線の季節。

そんな弥生朔日、昨日の金曜ごはんも

春を待つサーモンピンクの食材が主役でした。

礼文島直送のそれは立派な秋鮭であります。

分厚く筒形にカットされた切り身を冷凍ストックしておりまして、

春を待つ弥生朔日、もう、これしなかいでしょう。

「北海道産秋鮭のサーモンステーキ~マスタードソース」♪

北海道民にとっては馴染み深い秋鮭ですが、

厚さ3cmはあろうかという切り身にはなかなか出会えません。

まずはさっとひと塩ふり、10分ほどおいて水分をよくふき取り、

黒胡椒をたっぷり、小麦粉で薄くお化粧してあげたら準備OK。

厚手のフライパンにオリーブオイルとつぶしたにんにくを入れ

じっくり弱火で香りが出てきたら、秋鮭の出番。

両面をじっくり、こんがり、焼上げたらお皿に盛りつけ、

フライパンをさっと拭き、素早くソースを作りましょう。

白ワイン、粒マスタード、レモン汁、醤油、蜂蜜、バターを投入、

やや強火でアルコール分を飛ばし、とろみがついたら、

焼き上げたサーモンステーキにたっぷりかけ、

茹でたブロッコリーを添えたら完成です。

「北海道産秋鮭のサーモンステーキ~マスタードソース」

おっと、あまりに大きな切り身にお皿が小さすぎたのはご愛敬。

さあ、いっただっきまーす!

ほんと、分厚いサーモンステーキ、存在感あるわぁ~♪

とろりとしたマスタードソースを絡めて、パクリ。

うんまぁぁぁ~~~!

これこれこれ、道産子DNAに刻み込まれた秋鮭の味わいを

ちょいと小洒落たマスタードソースがさらに引き立ててくれて、絶品。

イタリアのオーガニックスプマンテにもよく合います。

なんか、そういえば、久しぶり秋鮭をじっくり味わったかもしれない。

そうそう・・・この素朴な味わい、これこれこれ、これが秋鮭。

「あきあじ」とも呼ばれる秋鮭は昔から北海道民が一番食べている鮭、

脂ののった養殖の鮭とは違う天然物の秋鮭の味わいに感慨深くなる。

素朴でさっぱりしているけれど、

なんというか、どこか海の草の香りのような爽やかな風味があるのだ。

北海道の川で生まれ、ふるさとを巣立ち、海に下って旅して成長し、

数年後ふるさとの川に戻ってくる秋鮭には

大海原の旅の記憶が刻まれているのだろうか。

秋になれば銀鱗きらめく大豊漁の風景が当たり前と思っていたけれど、

近年、北海道の秋鮭漁は記録的な不漁が続いています。

潮流の変化や海水温の上昇によって回帰率が減少しているためで

地球温暖化による気候変動が大きく影響していると思われます。

サーモンステーキに舌鼓を打ちながらも

一方で海の環境が本当に心配になってくる。

それでもふるさとに帰ってきてくれた秋鮭に心から感謝だ。

おかえりステーキを大切に味わう。

(写真は)

「北海道産秋鮭のサーモンステーキ~マスタードソース」

ステーキとお皿のサイズがミスマッチ(笑)

マスタードソースと天然物の秋鮭はベストマッチ