シチュ―定年

そういえば

幾つも

冬を越えたのに

久しぶりだった

シチュー定年

ああ、雪が降っても、それでも春に向かっている。

北国、雪国の人間が春の足音をキャッチする感度は相当高い。

日に日に早くなる日の出、晴れた日の光の力強さ、空の青さ、

和菓子屋さんの桜餅、鴬餅、花屋さんで一足早く咲く春の花々、

暮らしの中のほんの少しの変化に長い冬の終わりを予感するのだ。

札幌の積雪量は平年を越えてきっちり帳尻合わせしてきましたが、

同時に私ははっきりとまもなく訪れる冬の終わりを実感しました。

我が家で越冬していたじゃがいもをすべて消費しきったのです。

保存していた段ボール箱が空っぽになった瞬間、

長い冬にそっとお別れ、なんとも言えない達成感に包まれたのでした。

冬を越えた残り少ないじゃがいもに感謝しながら皮をむき、

昨日の金曜ごはんに作ったのは久しぶりのクリームシチュー。

いや、本当に久しぶり、最後に作ったのはいつだっただろう?

多分、息子が巣立ってからは一度も作っていないような気がする。

シチュー、カレー、唐揚げ、生姜焼き、焼きそば、パスタなどなど

夫婦二人暮らしになると、食卓にのぼる回数はめっきり減ってきた。

ガッツリ系や揚げ物、炭水化物多めのお料理は自然淘汰(笑)

育ち盛り、食べ盛りがいなくなると。大体こうなるよね~。

近頃「調理定年」という概念がシニア世代に広がっているそうです。

昨日の朝刊記事に載っていたのですが、会社勤めに定年退職があるように

ベテラン主婦たちも長年の家族の食事作りから解放される「調理定年」、

総菜や冷凍食品などを上手に利用し手間を抑えようという考えらしい。

定年退職した夫と2人分の食事を毎日作り続けるのは正直しんどい、

栄養、味、コスパを考えて料理するのもプレッシャーと感じる女性は

SNSで見つけた「調理定年」という存在を知り、

「私のための言葉だ」と思ったそうです。

いつのまにか「調理」が義務と思い込み、それがプレッシャーになって、

家族の形が変わっても「作らなくちゃ」と思いこんでいたけれど、

お惣菜や冷凍食品や便利な調理家電もあるじゃない、

上手に利用して「調理定年」、できた時間で人生を楽しみましょ。

ふむふむ、わかるわかる、無理はよくない、省ける手間は省こうよ。

我が家は気が付けば結果的に調理定年になってきたかな。

もりもり食べる息子の巣立ちとともに、ガッツリボリューム料理が減り、

内容的に調理定年が進んできたという感じかもしれない。

週末など時間と余裕のある時にお料理するのは気分転換になるし、

あれこれ新しいメニューにチャレンジするのもけっこう楽しいから

まあ、調理再雇用、かもしれない(笑)

ものすごく久しぶりに作ったクリームシチューは

ほっこり温まって、おいしかった。

シチュ―定年から再登板(笑)

夫婦二人でしみじみ味わう金曜ごはんだった。

(写真は)

超久しぶりの

クリームシチュー

ご飯派vsパン派論争がありますが、

我が家はパン派、バゲットが定番