ののじの春

ふんわり
しっとり
柚子香る
南蛮由来の
ののじの春

春の予感がしてくると四国愛媛の旅を思い出します。
おだやかな瀬戸内の海の幸、美しく美味しい鯛。
たわわに実る甘い柑橘、やさしい伊予言葉、
坊ちゃん団子に、そう、一六タルト。

四国愛媛の風物は春ののどかさがよく似合います。
そんな妻の旅心を知ってか知らずか、
先日夫がイオンの四国愛媛フェアで松山銘菓をゲット。
そうです、「一六タルト」、好きなのよね~。

「一六タルト」はしっとりふんわりしたカステラに
なめらかな柚子風味のこし餡を蒔かれたお菓子でその歴史は
正保4年(1647年)松山藩主・松山定行公が長崎の海上警備に当たった時
南蛮菓子タルトに接し、その味に感動したのが始まり。

その南蛮菓子のタルトはスポンジ生地にジャムが巻かれたもので、
城下に戻った定行公がその味を餡入りタルトで再現させたようです。
甘い物好きのお殿様のおかげで「一六タルト」が生まれたのね。
ちなみに一六本舗の創業が明治16年だったことが名前の由来とか。

カステラ生地で餡を巻くお菓子はほかにもありますが、
「一六タルト」など愛媛のタルトは、しっとりした生地と
柚子が香るこし餡のバランスが絶妙でおいしいのよね。
断面の「のの字」もほんわかやさしい気持ちになる。

のの字、ののじは漢字で「野々慈」という当て字もあり、
広々とした野を慈しむとい気持ちもこめられている言葉。
照れた時の動作を「のの字を書く」などと言われることから

謙虚さやゆかしさを表す意味もありますね。

まあ、今どき、恥ずかしがって畳に指で「のの字」を書く人は
そういない、ほぼいないと思われますが(笑)、
お菓子のフォルムとしての「のの字」はやっぱりいいものだ。
なんだか、ほっこりする。

南蛮由来の
しっとりタルト
ののじ、ののじで春が来る?

☆☆☆本日2月26日(水)HBC「今日ドキッ!」に
コメンテーターとして出演させていただきます。
本日もどんな話題に出会えるのか、わくわくドキドキで行ってきまーす!

(写真は)
春を待つ
愛媛松山銘菓
「一六タルト」
ののじがキュート