きれいな人

言葉や

たたづまいや

ふるまいや

心もち

きれいな人

大相撲初場所、盛り上がりましたねー。

千秋楽で大関豊翔龍が王鵬、金峰山との優勝決定戦となる巴戦を制覇、

9場所ぶり2度目の優勝を果たし、場所後の横綱昇進が確実となり、

引退する照ノ富士と入れ替わる形で新横綱誕生となりそうです。

千秋楽で三つ巴の優勝争い、国技館の熱気は凄かった。

たまたまリモコンでザッピングしてたらNHK大相撲のいい場面に遭遇、

12勝で先行する金峰山と11勝の王鵬の取り組み、

勝った方が優勝決定戦進出というしびれるタイミングでした。

実況アナウンサーもやや興奮気味に取組前の様子を伝えるなか、

「きんぽーざーん!」「おーほー!」と熱狂する観衆が

躍進を続ける2人の平幕の名を連呼する声が響き、

大勝負に挑む若き力士の表情に思わず魅了されます。

はっけよい!

勝負は王鵬が粘り強い押し出しで金峰山を下し、優勝決定戦進出。

王鵬・・・あ、そうだった、昭和の名横綱大鵬のお孫さんでしたねー。

大鵬は少年時代を北海道の弟子屈町で過ごしたご縁がありますから、

そうか、北海道にゆかりのあるお相撲さんが頑張っているんだ。

王鵬は豊翔龍に敗れ、初優勝はかないませんでしたが、技能賞を獲得。

弟子屈町では「大鵬部屋 王鵬関を弟子屈町から応援する会」の

会員さんなどがパブリックビューイングで熱い声援を送っていたそうです。

王鵬の弟夢道豊も今場所7戦全勝で幕下優勝を飾っていますから、

おじいちゃんの大鵬も空の上で目を細めているかもしれませんね。

子どもの頃、お相撲好きだった母方の祖母が早来町から遊びに来ると

テレビの大相撲中継を一緒によく観た記憶があります。

当時は大鵬、柏戸両横綱が活躍していた「拍鵬時代」、

おばあちゃんはもっぱら大鵬びいきで、テレビを観ながら

「本当に、きれいなお相撲さんだねぇ~」と言っていました。

確かに子どもの目にも大鵬はハンサムなお相撲さんに見えた。

それと同時に、画面を見ながら「きれいなお相撲さん」と、

うっとり称賛するおばあちゃんの口ぶりも

なんだか素敵だと思ったものだ。

MVPを獲得した大谷翔平選手が25日全米野球記者協会NY支部の晩餐会に

LAの山火事に配慮して欠席、VYRでメッセージを寄せたのですが、

3分間、流暢な英語で消火にあたる消防士などに敬意と感謝を表明、

また自分を支えてくれる関係者にもそれぞれ感謝を捧げていました。

特に印象的だったのは「Thank you to my beautiful wifeThank you 

being there for meand to my family and friends for their support」

(僕の美しい妻へ いつもそばにいてくれてありがとう。そして支えてくれた

家族や友人たちにも感謝します)と語った部分です。

さらりと「僕の美しい妻」と言える夫、素敵だと思います。

いやいや、英語だから言えるんだよ、

日本語ではとても照れくさくて言えないよというご意見もあるでしょうが、

だったら、英語でもいいから、そう思うんなら言ってほしい(笑)

配慮なしに美醜を口にするのはルッキズムですが、

心持ちやふるまいや人への接し方とか

「きれい」だなって感じることはあるものだ。

きれいな人。近くにいるかも。

(写真は)

琉球張り子の

謎の生き物(笑)

正面から撮ると

きれいなお相撲さんっぽい