大寒ネクスト

一年で

最も寒さの

厳しい頃

耳を澄ませば

大寒ネクスト

今日は二十四節気の「大寒」。

文字通り、1年で最も寒さの厳しい頃を指す季節の言葉です。

ひとつ前の「小寒」と合わせて「大寒」が終わる「寒明け(節分)」までが

「寒の内」、1年で最もブルブルガクガクの寒さが続くってことですね。

でも、あれ?大寒のはずなのに、そんなに冷え込んでない?

今朝早く、窓を開け、覚悟して(笑)明け方の空気を吸い込みましたが、

あれれ?意外と寒くない、大寒ってほとじゃない。

今日の札幌の予想最高気温は+3℃、函館は+7℃と

平年よりもずいぶんと高めの気温になりそうなんですね。

ちょっと拍子抜けのような今年の大寒ですが、

考えてみれば、「大寒」の次は「立春」なのですよ。

寒さのピークのあとには、春がスタンバイしているってこと。

冬の最期の節気である大寒は春の始まりをつれてきてくれるのね。

そう思えば、今朝の空気はキンと切り立った角がなく、

どこかまるくてふんわり、そう春の気配をかすかに感じる、ような、

今年の札幌は雪が少ないせいか、ほんのり土の匂いも感じる、ような、

気のせいかもしれないけれど、確かに「大寒」の次の「立春」、

大寒ネクスト、を感じたような気がするのでした。

人間よりももっと大寒ネクストに敏感なのは自然界。

今朝の天声人語が「京の桜守」佐野藤右衛門さんの言葉を紹介していました。

桜は春に花が散った後、青々とした若葉が幹を覆い、夏の暑さに耐え、

秋には黄色や臙脂に葉が色づき、日が短くなるとはらはらと落ちる。

その頃にはもう花芽が生まれているのだそうです。

冬の足音が近づく頃には翌春の花の準備がもう始まっているのだ。

冷たい雨風や凍えるような雪にも負けぬよう固い葉で守られた小さな芽は

寒さが厳しくなれば成長を止めて「休む」。やがて春の気配を知り、

つぼみが気張ってふくらんでくる様子は「笑いかけ」と言うそうです。

桜は「休眠打破」というメカニズムによって開花しますが、

京の桜守の言葉ははんなりと心に染み入ってきます。

桜の小さな芽は寒い冬には「休み」、春の気配を知ると「笑いかけ」る。

じっと耐え、時が来るとにこっと微笑む。桜は、強い。

寒さの極限にあっても自然はやがて来る春への予感を忍ばせているのだ。

大寒は、寒さに震えるばかりじゃない、お次は春だよのサイン。

そういえば、お日さまの光も日一日と明るさを増しているような気がする。

大寒ネクスト。心がちょっとウキウキしてくる。

(写真は)

大寒イブの昨日

「カレー土鍋うどん」で

ぽっかぽかに温まったよん♪