イブの奇跡

しんしんと

白い雪が降る

ホワイトクリスマスの朝

平和と光の季節

イブの奇跡

12月24日、クリスマスイブの朝ですね。

札幌は早朝からしんしんと雪が降り積もり、

文字通りホワイトクリスマスの朝となっています。

・・・ん?おっと・・・雪がやんで朝日が差してきましたよ。

おおお~、冬の青空が見えてきまいた。

真っ白な雪景色と冬のお日さま、青い空、

なんか、よいことが起きそうな気がしてくるイブの朝です。

クリスマスイブは誰もが温かな優しい気持ちになれるんだ。

今朝の北海道新聞朝刊の「卓上四季」が

そんなクリスマスの奇跡をあらわす逸話を取り上げていました。

第1次世界大戦が勃発、ドイツ軍がフランス、ベルギーに攻め込み、

英国軍と鉄条網を挟んで両軍が向き合う1914年12月24日の夜、

ある出来事が起きます。

塹壕で疲れ果てて眠りこんでいた英国軍の兵士たちに耳に

懐かしく温かいメロディーが聴こえてくる。「きよしこの夜」。

歌声はドイツ軍の塹壕から響いてくるではありませんか。

英国側が声を合わせると向こう側で拍手が起きる。

闇夜のイブに戦場に両軍のクリスマスソングが流れた奇跡の瞬間。

翌朝は互いに武器を置き、食事や酒を分け合い、サッカーの試合をした。

有名な1914年の「クリスマス休戦」の実話は

「戦争をやめた人たち」という題名の絵本にもなっています。

この非公式の休戦は元日まで続いた地区もありましたが、

残念ながら長くは続かず、再び銃声と砲撃の音が響き渡りました。

しかし100年経っても1914年のクリスマス休戦が長く語り継がれているのは

泥と血にまみれた戦場にありながら、ほんのひととき友情と平和を見出し

人間性を取り戻そうとした兵士たちの行動に希望を見るからだと思います。

いまだ世界では戦争が絶えない。

ロシアがウクライナに侵攻して2年経ち、ガザやレバノンなどの地で

多くの命が失われています。戦場でイブを迎える若き兵士や

戦火に怯える子どもたちを思うと胸が苦しくなる。

世界のリーダーを自負するアメリカのホワイトハウスでは

毎年美しいクリスマスデコレーションが施されます。

今年は「平和と光の季節」をテーマに、紙でかたどった白い鳩や

「Peace」と書かれたオーナメントを飾ったツリーの映像を

国際ニュースで見かけました。

ファーストレディーとして最後のホワイトハウスのクリスマスデコレーションを

披露したジル・バイデン大統領夫人は「私たちが大切にしてる価値観、

信仰、家族、国への奉仕、隣人への優しさ、コミュニティーとつながりの力」

を表したとコメントしています。

1914年のクリスマス休戦は、塹壕で向きう兵士たちが

互いを隣人として、友人として大切に思った奇跡の瞬間でした。

価値観や信仰、文化が異なっても互いが友となれることは不可能でない。

理想や妄想と笑われようとも、人間を信じたい。

イブの朝に、思う。

(写真は)

クリスマスイブの朝。

しんしんと降る雪がやんで

冬の青空が見えてきた

それだけで、幸せ