ひとりじゃない
誰もいない
そんなことない
目に見えても
見えなくても
ひとりじゃない
昨日12月28日、HBC「今日ドキッ!年末スペシャル」に
コメンテーターとして出演させていただきました。
特番のサブタイトルは「これを見れば今年の北海道丸わかり!!」、
今年1年北海道で起きた出来事、ニュース、スポーツなどを総まとめ、
2024年、本当に色々なことがありましたね。
今年前半には大谷翔平選手の結婚、4月には紅麹問題などもありましたが、
記憶に新しいのが10月に江別で起きた大学生集団暴行死事件。
関係性の弱いつながりだからこそ、自分が離れたら何かされる、
居場所がそこにしかない強迫観念が同調につながったのではと
専門家は分析しています。
交際トラブルが原因なら言葉で解決できるはずなのに、
暴力が最も強い言語になっている集団の中にあると、
その流れに抗ったり止めようとすると、その「居場所」にいられなくなる。
居場所がない若者にとってはそれは恐怖に近いものだったのかもしれない。
先日、今日ドキッの取材班がチカホ(地下歩行空間)にいた若者たちに
「もし自分がその場にいたら通報しましたか?」と聞くと
ある若者は「・・・通報しない・・・ともだちだから」と答えていました。
暴力が支配する集団であっても、ともだち、なのか。
一般化はできないかもしれませんが、
どこにも居場所がない若者の孤立、孤独という社会背景は
こうした凄惨な事件と無縁とはいえないような気がします。
孤独、孤立、ひとりぼっちは、辛い。怖い。
社会を震撼させた事件、政治とカネにまつわるニュースなどの一方で
道民に興奮と感動を与えてくれたスポーツの話題も多かった2024年、
特番のスペシャルゲストとして登場したのは開心那さん!
パリ五輪スケートボード女子パークの銀メダリスト、
しかも2大会連続で銀メダル獲得を成し遂げたアスリートです。
パリ五輪の最後の3回目、前の選手が高得点を叩き出し、3位で迎えた開選手、
映像ではスタート前にちょっと微笑んでいるように見えたのですが、
その理由は「視線の先に応援してくれる人たちの顔が見えたから」と
スタジオで明かしてくれました。
緊張感マックスの場面、自分を応援してくれる人々の姿が目に入り、
ふっと笑顔になれて勇気がさらに沸いてよき集中が高まり、結果銀メダル。
「ひとりじゃない」って思えることが、どれほど人間の力になるのか、
とてもよくわかるエピソードです。
今朝の朝刊に歌手の加藤登紀子さんの記事が載っていました。
80歳を過ぎても元気に国内外の公園に飛び回る加藤さんですが、
年を重ねるごとに最愛の人や親しい人との別れを経験し、コロナ禍では
仕事も激減、窓から月を眺めて涙する日もあったそうです。
一人暮らしで誰とも話さない日もあるけれど、毎日自分のために
ご飯を作って「いただきます」「ごちそうさま」を声に出して言い、
嬉しいこと、悲しいことを独り言でしゃべってみたり、
心の中で話してみたり。亡くした人も、ここにいると言います。
「ひとりぼっちは ひとりじゃない」。
人生の中で出会った人、今は会えない人、亡き人。
目には見えなくても、ここにいる。心の中で話すことができる。
ひとりぼっちに見えても、ひとりじゃない。
今年1年のニュースを振り返り、思った。
孤独や孤立が悲しい結果につながらないようにと心から願う。
命はひとつしかない。
たったひとつの命を大切にできますように。
ひとりじゃない。
(写真は)
ウチの琉球張り子ブラザーズ
いつもテレビの前に
仲良く並んでいます
ひとりじゃないよ



