赤と青

二つの色が

せめぎ合う

決して

混ざりあわない

赤と青

赤い州が続々増える。

開票が進んでも青い州に変わらない。

結果判明まで数日かかるとも言われてましたが、

開票から7時間後には当確待たずに赤の候補者が勝利宣言。

「米大統領 トランプ氏に」

朝刊各紙が1面トップ、大きな見出しで伝えています。

世論調査や専門家の予想でも全くの互角、僅差、

どちらが勝つかわからない大統領選と思われましたが、

ふたを開けてみれば、トランプ氏が激選7州で全勝、

132年ぶりの返り咲き、2度目の勝利を確実にしました。

「『米国第一』再び」「国際協調よりディール」などなど

次の4年間への懸念を示唆する見出しが目立ちますが。

アメリカ国民の過半数がインフレ、物価高、不法移民問題など

日々の暮らしで抱える「怒り」を解消してくれるのは

トランプさんだと判断した結果なのでしょう。

青い民主党政権への不満が赤いトランプ支持へと流れ、

国際協調や多様性を重んじる価値観よりも自国主義が勝ったのだ。

大統領選の開票状況を伝えるテレビ画面のアメリカ地図が

刻々と赤に染まり、青が狭められていく。

2大政党のアメリカの大統領選、

赤と青がせめぎ合うのは当たり前なのだけれど、

その赤と青は決してまじりあわないほどに国が分断されている現実を

表しているようで、なんとも複雑な気持ちになりました。

お互いを認め合い、話し合いを重んじる寛容さが

かつてアメリカという国の美点だと思っていたけれど、

そんなことは、もう幻想なのだろうか。

赤と青がまじりあえば美しい紫色になるのに。

それでも、日本時間の今朝、ハリスさんの敗北宣言を見て、

少なくとも民主的な選挙結果を潔く受け入れ、

次期大統領への祝意を示していたことに、少しほっとした。

4年前は結果は陰謀だと議会占拠事件まで起こっていたものね。

アメリカ初の女性大統領誕生は、またも実現しなかった。

「ガラスの天井」は2枚ガラスのように強固だったのか。

敗れはしたが、ハリスさんに期待する多くの票が集まったのも事実だ。

割れないガラスはない。後に続く女性はきっといるだろう。

赤と青のアメリカ地図を見つめながら

憂鬱と希望がまじりあう朝。

札幌は白い雪が積もった。

(写真は)

道内は一気に冬

お庭の木に白い雪

クリスマスツリーになっていた