ザンちゃんのこと

のんびり

ひなたぼっこ

ゆったり

水中お散歩

ザンちゃんのこと

11月の三連休、月曜日は雨の朝。

色づいた落ち葉が晩秋の雨に濡れる様子がメランコリック。

ちょっとセンチメンタルな気持になってしまうのも

朝刊で知った出来事のせいかもしれない。

「国内最高齢カバ『ザン』死ぬ 円山動物園」。

昨日3日、国内で飼育されているカバとして最高齢の「ザン」(雌)が

49歳で死んだと札幌市円山動物園が発表しました。

2023年に53歳で死んだ父「ドン」も国内最高齢を記録していて

「長寿親子」だったと新聞記事が伝えていました。

円山動物園のカバさん、天国に行っちゃったんだ・・・

去年、人気の赤ちゃんゾウ「タオ」ちゃんを見に行った帰り、

大きな体でのんびりひなたぼっこしたり、ゆったり水中散歩して、

とても元気そうだったのに、もう高齢だったのね。

ごめんね、円山動物園のカバさんのこと、あまりよく知らなかった。

1975年7月16日、母ザブ、父ドンの間に生まれた「ザン」、

半世紀に渡って、動物園を訪れた人々に世界で2番目に大きな哺乳類、

カバの魅力を伝えてくれていたのでした。

あなたが円山動物園生まれだったこと、

名前が「ザン」だったということ、

動物園の案内表示にはきっと書かれていたのだろうけれど、

去年、訪れた時には多分、たぶん気づいていなかったのだろう。

天国に行ってから知りました。ごめんね。

でもね、案内板よく見ていなかったけれど、

帰り道に見かけたあなたの姿に思わず足を止めた時のことはよく覚えています。

そのおおらかな風貌、親しみやすいユーモラスに見える表情。

そこまで開くの!?と驚くほど150度も開くお口、

そして水陸OKのハイスペックで個性的なライフスタイル、

魅力いっぱいのリアルカバさんにしばし見惚れておりました。

大人も子どもも、みんなカバさんが好き。

その愛すべきフォルムはお薬や食品メーカーのアイコンになったり、

カバさん関連の絵本もいっぱいあるし、

動物園でみかけたら、誰もがきっと立ち止まる人気者。

英名Hippopotamusはギリシャ語のHippo=馬、potamus=河を

合わせた言葉で、これを直訳した河馬=カバが日本名になったこと。

生息地はサハラ砂漠よりも南のアフリカ、水中生活は長いけど魚は食べない

完全なベジタリアン(草食)であること、ウシやラクダなど同じ偶蹄目だが、

遺伝的にはクジラやイルカにとされていること、

調べるほどにカバさんの魅力が増していきます。

ごめんね、ザンちゃん。

もっと早く、カバさんのこと、よく知っておけばよかった。

円山動物園では12月まで献花台を設けるそうですが、

ザンの死で、動物園にカバさんはいなくなりました。

淋しいよ。

天国でも、のんびりゆったり過ごしてね。

安らかにザンちゃん。

(写真は)

ザンちゃんが

天国に旅立った翌朝

お空は晩秋の涙雨