緊張と集中
ガチガチ
ドキドキ
ここ一番で
力を出す
緊張と集中
今日は二十四節気の「寒露」。
朝晩の冷え込みがまして冷たい露が降りる頃という意味で
寒露と次の節気の「霜降」は晩秋にあたります。
そうです、いよいよ、晩秋イン、であります。
札幌も夜中から朝方まで冷たい雨が降り、季節がまた一歩進み、
山々の木々の色づきも少しずつ濃くなってきたようです。
新蕎麦の季節、温かいお蕎麦や、そろそろ鍋物も恋しくなり、
心もカラダも胃袋も秋モード全開ですね。
そんな晩秋、海の向こうのメジャーはひりひり&ドキドキの10月、
地区シリーズ第2戦、ドジャースvsパドレスの試合は2-10でパドレスが勝利。
先発のダルビッシュ投手が7回82球を投げて、被安打3、奪三振3.四死球2、
失点1とポストシーズンで2年ぶりの白星を挙げました。あっぱれ!
ダルビッシュvs大谷翔平、
もう、どっちを応援していいのかわからない豪華すぎる対決は、
完璧な投球、緻密な配給で大谷翔平選手を3打数無安打に抑え、
ファイターズ時代の先輩、ダルビッシュに軍配が上がりました。
「ダル自在 大谷沈黙」。
北海道新聞朝刊のスポーツ面の見出しが物語るように
ダルビッシュ投手は技術と経験が詰まった変化球を自在に操り、
メジャー二冠王の大谷選手を完全に抑え込みました。
スプリット、カーブ、カットボール、様々な球種だけではなく、
反応をみながら「セットに入ってから(ボールを)長く持ったり、
足を上げている時間をちょっと変えたりとか、そういう工夫は
していました」と試合後にさらりと語っていました。
ダルビッシュも大谷もめちゃくちゃ野球IQの高い選手、
二人が対決していたあの瞬間、どれほど高度な駆け引きがあったのか、
想像するだけで、ひりひり&ドキドキしてくる。
野球素人のアタシでも、ぐんぐん引き込まれる濃密な時間だった。
昨日のダルビッシュ投手の投球フォームをVTRで見返すと、
うわぁ・・・ホントだ、
1球目と2球目とでは足を上げている時間、下ろすタイミングが違う!
技術、経験、それを投球に生かせる完璧なフィジカル。
試合を「支配する」投手たる所以だ。
初戦を落として迎えたポストシーズン2試合目、注目の大谷との対決、
フツーの人間なら、ゴリゴリに緊張する場面だと思いますが、
試合後、「今日起きてから全く緊張もなかったですし、
ほんとに落ち着いていましたし」と飄々と答えていました。
さらにこう続けた。「それはなんでなのかわかんないですけど、
もう38歳なんで、ガチガチに緊張はちょっとしていられない」
「一人一人に集中して投げられたので2回以外はそこまで
苦しむことなく投げることができたと思います」。
スーパーアスリートがパフォーマンスを発揮できる秘密が
ダルビッシュの言葉に隠されているように思います。
それは「緊張」と「集中」。
ここ一番で自分の力を発揮するためのキーワードだ。
十分な経験を積み重ね、その朝もフツーに起きられたとしても、
いざ本番、満員のドジャースタジアム、熱狂する観衆、負けられない試合、
目の前には二冠王大谷翔平選手。
さすがのダルビッシュ投手も緊張しないわけはないと思う。
だが「もう38歳なんで、ガチガチに緊張はちょっとしていられない」
ここに「緊張」と付き合うヒントが隠されているような気がします。
大事な場面では交感神経が過度に活発化し緊張するのが自然な生理現象、
誰だって緊張するのだ、その緊張に自分が支配されるかされないかが鍵。
緊張するのは当たり前、緊張しているのは自然なこと。
でも俺、こんな場面、いっぱい経験してきたよな、いっぱい練習してきたよな、
今、集中すべきは何だ?満員の観衆か?明日のスポーツニュースか?
そうじゃない、目の前の大谷翔平という一人のバッターだ。
さあ、彼はどの球種を予想している?一球目はどうする?
そうだ、集中だ。
なんて脳内会話がダルビッシュ投手の中にあった、かもしれない(笑)
すんません、あくまでど素人の妄想ではありますが、
ここ一番という場面では誰でも緊張するもの、緊張して当たり前、
その緊張にうろたえないで、それまでの自分の経験、準備を信頼して
今に集中すること。緊張と集中、アスリートから学ぶことは多い。
1-1のイーブンとなったドジャースvsパドレス。
無安打に終わった大谷選手はさらに集中のギアを上げて挑んでくるだろう。
ダルビッシュの投球術からまた多くの収穫を得たに違いない。
明日の3試合目が楽しみだ。
寒露だけど熱いスポーツの晩秋だ。
(写真は)
収穫の晩秋
北海道産かぼちゃが甘い
パンプキンサラダが甘露


