言葉ではない言葉

ふとした

何気ない

ほんの

ささいな

言葉ではない言葉

季節の変わり目、秋の花粉症か寒冷差か、

なんにしても、鼻のむずむず、くしゃみが続く今日この頃。

本州でも猛暑の影響から秋のブタクサ花粉飛散が早まり、

先月から花粉症の患者が増えているようですが、

鼻センサーは敏感に小さな秋をキャッチしているってことね。

そんなティッシュが手放せない朝ですが、

情報番組も朝刊も米大統領選のテレビ討論会の話題でもちきり。

激戦州ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれた

第1回のトランプvsハリス、はたして軍配はどちらに?

両者の初対決となった討論会は生中継され全米が見つめました。

その結果は「いらだつトランプ」「理性アピールするハリス」、

「ハリス氏 準備入念 巧みに挑発」「トランプ氏 左派たたき空回り」

などの紙面の見出しはハリス氏攻勢を伝えています。

討論会終了直後のCNNの世論調査ではハリス氏を勝利と答えた人は63%、

トランプ氏37%と6月のバイデンvsトランプの討論会とは正反対でしたが、

激戦州を中心としたトランプ氏の支持は底堅く、今回の討論会が投票行動に

どう影響するかはまだ見通せないとする見方が多いようです。

折しも日本では与野党ともに次のリーダーを選ぶ選挙を控えていますが、

手元にはメモ紙と水だけ、原稿や資料は一切なしの身体ひとつで臨む

アメリカの大統領選の討論会のようなガチンコ討論見られるのかなー、

なんて思いながら、ハリスvsトランプの論戦を見ておりました。

過去のテレビ討論会は大統領選にも影響を与えてきました。

語られた政治姿勢、信条、政策などを語る「言葉」はもちろんですが、

見逃せないのは非言語コミュニケーション、「言葉ではない言葉」。

討論会の振る舞いや仕草などが勝敗に影響した例が多々あります。

はじめてテレビ討論会が開かれた1960年、民主党のケネディ氏は

若々しい印象を与えた一方、副大統領だった共和党ニクソン氏は疲れた表情や

汗をかく姿が画面に映し出されケネディ氏勝利につながったのは有名な話。

92年にはブッシュ氏(父)が腕時計に目を落として批判を浴び、

クリントン氏に敗れました。

2000年には副大統領だったゴア氏がブッシュ氏(子)の発言中に

ため息をつき不評を買い、ゴア氏が敗れたことなどを思い出します。

テレビ討論会でのふとした、何気ない、ささいな仕草や表情、振る舞いなど

「言葉ではない言葉」=非言語コミュニケーションは、侮れないのだ。

たとえば「腕時計に目を落とす」なんて普段は無意識に行う仕草ですが、

これを人前で行うと、思いもよらないメッセージを与えてしまうことがある。

ちらっと腕時計に視線を落とす、わずか1秒かそこらのごく些細な動作でも、

目の前の相手には「なんか急いでいる?」「話、切り上げたいの?」

さらに「自分とはもう話したくないってこと?」などなど、

結構ネガティブな意味を伝えてしまう可能性があるのですね。

私もステージのお仕事では、腕時計は見ません。

タイムキープのために時計は必須ですが、机上に小さな時計を置いたりして

腕時計に目線を落とす動作は避けるようにしています。時間は気になるけど

気にしている素振りは見る人にプラスの印象は与えないもので、

たかが腕統計、されど腕時計、だったりする。

目は口ほどにものを言う。

視線のわずかな動きが印象を左右するここともある。

言葉と、言葉ではない言葉。

どちらも重要な討論会、2回目はあるのかな?

選挙が気になる秋、です。

(写真は)

ベルギーショコラの名店

「レール・デュ・トン」の

ヴィエ・ノワズリー

美味しいパンの言葉が聞こえる(笑)