ジャムの法則

少なくても

淋しいけど

ありすぎても

困る?

ジャムの法則

目にはさやかに見えなかった秋が

このところ日ごとに実感できるようになってきました。

朝のコーヒーはホットに、素足からソックスへとシフト、

ご近所のお庭の主役はヒマワリからはコスモスに世代交代、

ちょっと郊外に車を走らせればススキの穂がそよぐ、秋ですねー。

そんな2024年秋は政治のリーダーを選ぶ季節。

昨日12日。自民党総裁選が告示され、過去最多の9人が立候補しました。

朝刊トップを飾る所見発表演説会に臨む候補者たちを撮った写真、

横に長っ!9人並んでいるだもんね、写真も横長になるよね。

派閥の縛りがなくなったことが候補者多数の要因とも指摘されるなか、

選択肢が多いことは、一般的には悪いことではないと思えますが、

今朝の天声人語が実に興味深い理論を紹介していました。

それは「ジャムの法則」。

スーパーの店頭に6種類のジャムを並べた机と

24種類のジャムを並べた机を置いた実験をしてみると、

その結果、6種類の時に試食した客は30%が実際に買ったが、

24種類では5%しか買わなかった。

選択肢が多いと逆に選べない。

アメリカ。コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授による

「ジャムの法則」であります。

選択肢が増えるほど、消費者は意思決定が難しくなるという人間の心理を

説明したもので、マーケティングや行動経済学の用語として知られているらしい。

わーかーるー!

思わず、はたと膝を打ってしまった。

我が家の冷蔵庫にも頂き物も含めてジャムやチョコクリーム、あんバターなど

7種類ほどの瓶が並んでいるのですが、なぜか、どれも、あまり減らない(笑)

たくさんあり過ぎると、消費が鈍る?

家庭内ジャムの選択肢としては7種類は結構多いもんねー。

なぜ大量の選択肢があると人は選べなくなるのか?

「選択」という行為は人間に思考力を消費させ、また時間も奪う。

24種類ものジャムを試食する時間と労力は持ち合わせていないだろう。

ようやく選んだとしてもほかに選択肢がいっぱいあると

さらに自分の判断によって後悔しないだろうかと不安になったりもする。

選択肢がありすぎると、人は「決定疲れ」を起こすのだ。

消費行動と政治選択を単純に同列には語れませんが、

昨日の告示日、夕方ニュース番組で9人の候補者が「生討論」に臨みましたが、

一つの設問に9人全員が答えるだけで時間が経ってしまって、

正直、最後まで集中力をもって聞き耳を立てるのは難しく感じました。

横並び9人を公平に画面に収めるカメラマンさんも大変だったかも。

しかし、政治選択は、ジャムを選ぶのとは違うわけで、

決定疲れなんて、言ってられない。

おそらく、そう遠くない時期に総選挙がある。

天声人語には「ジャムの法則」の教授によるこんな言葉が載っていました。

「選択とは、将来に向きあうこと」。

どのジャムの言葉にも

耳を傾けてみようと思う秋なのだった。

(写真は)

今朝の空

いわし雲?さば雲?ひつじ雲?

とにかく秋の雲だね