もりざるせいろ
秋だ
蕎麦だ
もりかけせいろ
あれ?
何がどう違う?
秋の三連休明けの火曜日もおでかけ日和の秋晴れ。
すっきり爽やかな天高い青空が広がって、めちゃ気持ち良い朝、
札幌の予想最高気温22℃と聞いて洗濯物も張り切って外干し。
今週は気温が高い日が続きそうですが、外干しいつまでできるかな。
昨日の秋分の日の振り替え休日も天下一品の秋晴れでした。
まさにお彼岸日和、我が家も亡き父のお墓参りに行ってきました。
今回は円山米屋さんのおはぎにかりんとう、谷田のきびだんご、
べこ餅、すあま、黒糖饅頭、あん入り積み団子にエスプレッソ・ラテと
あんことコーヒーが好きだった父へおやつをお供えしてお参り、
家族みんな元気だよ、これからも天国から見守ってねとお願いしてきました。
秋のお彼岸のお参りも無事済ませたあとは
秋だ、お蕎麦だ、ということでいつもの円山さくら庵に向かったところ、
あらら、駐車場は満車、そーよねー、三連休のお昼どきだもんねぇ、
「う~ん、どーする?洋食屋さんにする?」と夫に聞くと
「ボクの口は、もうお蕎麦になっている」(笑)とのことでB案へ。
円山にはもう一店、よき蕎麦屋さんがあります。
「東家寿楽」。明治創業の釧路の老舗、竹老園東家総本店の分家であり、
戦後に札幌に移転、ご先祖の戒名に由来する「東家寿楽」の屋号で、
円山の地で長く愛されてきた老舗の蕎麦店です。
駐車場には停められましたが、お店の入口が何やら賑やか、
やはり、三連休のお昼時、こちらも満席、さらに5,6組の先客が
順番待ちしていましたが2階席もお座敷席もある広い店内なので、
10分ほど待ったところで、お庭を望めるお席に案内されました。
東家寿楽の建物は何年か前に新しく改築されましたが、
風情のある門や自慢の藤棚が美しいお庭などは以前のまま、
藤の季節には藤棚の下でお蕎麦をいただける桟敷席も残されていて、
お蕎麦も景色も美味しい老舗なんですよね。
北海道富良野産の蕎麦粉を使った細切りの更科蕎麦は
上品な白さ、香りで、おつゆは江戸前のすっきりきりっとした味わい。
さあ、今日は何にしようかな~、とお品書きを眺める瞬間が楽しい、
よし、おなかもすいたし、やっぱ「天ざる」に決まり。
冷たいお蕎麦に大きな海老、舞茸、青物、海苔の天婦羅を添えた天ざる、
天婦羅は揚げたて、さくさく、ジューシー、
お蕎麦は香り良く、喉越しよく、味よく、最高。
秋晴れの休日には、やっぱ「天ざる」だね。
と、ご満悦のお蕎麦ランチでありましたが、ふと素朴な疑問が。
お蕎麦屋さんによっては「天ざる」もあれば「天せいろ」もある。
これって同じなの?違うの?
そもそも、もりそば、ざるそば、せいろそば、どう違うんだ?
ちょいと調べてみると、どうやら江戸時代はつゆに蕎麦をつけて食べるのが
主流でしたが、つゆを蕎麦にかける「かけそば」が流行、区別するために
器に盛ったそばをつゆにつける「もりそば」と呼ばれるようになり、
また、昔の十割蕎麦は茹でるとちぎれやすかったために、和菓子屋などが
饅頭用の蒸篭で蒸した蕎麦を間食に提供するようになったところから
「せいろそば」という名前も生まれたようです。
さらに江戸中期に竹のざるに蕎麦を盛った「ざるそば」が人気となり、
「もりそば」「ざるそば」「せいろそば」が共存?するようになったらしい。
現在ではその違いは器や海苔の有無、だそうで、
せいろともりは海苔なし、ざるは海苔あり、となっているようです。
ってことは、東家寿楽の「天ざる」は・・・
確かに、器の底には竹のざる(すだれ)が敷かれ、
美しい三角形の海苔が載っているので、「天ざる」、なんですな。
もり、ざる、せいろ、同じようで違うようでちょいと面白い。
もりざる・・・もりかけ・・・モリカケ問題は、いまだ曖昧模糊のまま。
あまり面白くない、かも。
もりざるせいろは、美味しいけどね。
(写真は)
円山「東家寿楽」の
「天ざる」
ざるに盛られて海苔あり


