はじまりのごめんね

イライラ

カリカリ

もやもや

おさめてくれる

はじまりのごめんね

秋晴れの青い空が広がる週明けの金曜日。

昨日の日曜日の札幌は最高気温31.5℃と真夏日になりましたが、

今日はそこまで気温も上がらず過ごしやすくなりそうです。

洗濯物も気持ちよくカラッと乾きそう。

これまでの北海道の9月よりは気温が高い日が続きますが、

秋らしい空気を感じるようになってくると、

めっきり恋しくなってくるのが、和食。

特にしみじみした煮物系が食べたくなってきますねー。

暑い夏の間は遠ざかっていた火を使う煮物も

おいしそうな秋野菜なんかを見ると無性に作りたくなっちゃう季節。

週末も秋茄子といんげんと厚揚げでこっくり含め煮を作りましたが、

その滋味深い味わいは、なんかやさしい気持ちにさせてくれます。

なんというか、心も素直になってくるんだよね。

「ごめんなさいと言えますか?」

朝刊の土曜版企画にこんな読者アンケートが載っていました。

ふだんの生活でもささいなことで衝突することが少なからずありますが、

さあ、そんな時、あなたはどうしますか?

自分の「正義」をあくまで主張するのか。

身に覚えがなくても一歩下がって「ごめんなさい」と謝るのか。

果たしてアンケートの結果は?

「はい」83%、「いいえ」17%と8割以上が「ごめんなさい」と言えていた。

「はい」の理由は「その場をすみやかに丸く収められる」

「負けるが勝ち 先に謝ることで自分のネガティブな気持に決着をつける」

さらに「火事と同じで『初期消火』がとても大切」と相手のイライラ、カリカリ、

もやもやなどの負の感情をそぐ先手必勝の効果があるという意見もありました。

どっちが正しいかとこだわっているよりも、

まず「ごめんなさい」からはじめようってことですね。

確かに、相手から先に「ごめんなさい」と言われたら、高ぶった感情も

すっと収まるような気がしますもんね。

一方「いいえ」の理由には「とりあえず謝っておくという習慣がクレーマーを

助長している」「悪くなくても謝れるのが立派な社会人と言ってるたい」

「丸く収めるために悪くなくても謝るのは心優しい人が損する文化。

『それはおかしい』と声をあげるべきだ」など、

ふむふむなるほどと思わされる意見も寄せられていました。

確かに公的な場面や法律が関わる問題などでは

ただ丸く収めようと謝まってしまうべきではない場合もあり、

「謝罪」が社会的に重要な意味を持つ場面も多々ありますが、

ふだんの暮らしの場面では「ごめんなさい」の一言によって、

イライラ、カリカリ、もやもやが解消されることもあったりするわけで、

はじまりのごめんね効果は、それなりにあるともいえます。

「ごめんね」「ごめんなさい」という言葉はやさしい響きを持っている。

「ご」という強い濁音からはじまる言葉なのに攻撃的には聞こえない。

韓国映画やドラマでも、よく「ミアネ」という韓国語を耳にします。

友だちや距離感の近い相手に使う「ごめんね」や「ごめん」の意味だそうです。

韓国語では丁寧な謝罪の場合は「チェソンハムニダ」、

それより少し柔らかい表現では「ミアナムニムダ」、

ぐっと近い距離間の相手には「ミアネ」と色々使い分けられているようですが、

映画やドラマで耳にする「ミアネ」という言葉もすごくやさしく響くのね。

きっと韓国語の「ミアネ」もはじまりのごめんね、なんだろうな。

あなたとこれからも仲良くしたいの、だからね、ごめんね、ミアネ。

相手の「ごめんね」に「いいよぉ、こっちこそ」と返せる心。

そんなおおらかさ、寛容さ、ほっとする、よね。

(写真は)

「秋茄子といんげんと厚揚げの含め煮」

しみじみ心に染み入る煮物

和食が恋しい秋