誰もいない海
今は
もう秋、
じゃなくて
まだ夏だけど
誰もいない海
いよいよ夏の終わり?
夜から物憂げな雨が降り、止んだ後もグレーの曇り空。
気温は前線通過の影響で昨日よりは低め、
朝のアイスコーヒーがちょっと冷たすぎる空模様になっています。
なんだか夏の終わりを予感させるような朝ですが、季節はまだ晩夏。
道外では相変わらずの猛暑、酷暑が続いている今日この頃ですが、
夏のレジャーの代表格に大きな変化が起きているようです。
朝刊の見出しにちょっくら驚きました。
「海水浴客 40年で9割減」
国内の海水浴客数はピーク時の1985年に3790万人でしたが、
2020年には360万人と9割に激減、全国の1353カ所あった海水浴場も
今年6月末時点で970カ所まで減っていて、「海離れ」が進んでいるらしい。
1971年夏の三浦海岸の写真は海水浴客でびっしり埋まり、
まさに「芋の子を洗う」ような状態ですが、
今年の写真は遊泳を控える看板が建てられ、人の姿はほぼ皆無。
まったく同じビーチとは思えないほどの変わりようを伝えていました。
90年代までは100万人以上の海水浴客で賑わった三浦海岸でしたが、
昨年は約8万人にまで減り、海の家の運営者の高齢化や後継者不足もあり、
今年は海水浴場の開設を見送り、来年以降は模索中とか。
また利用客のゴミやBBQの炭の不始末などのマナー違反などから
開設をやめた海水浴場もあるようです。
夏のお楽しみと言えば「海水浴」だったのにね、9割減って・・・。
でも、そういえば、夏のお楽しみは多様化している。
屋内プールや水で遊べるレジャー施設など海に行かなくても楽しめちゃう。
満員電車や渋滞もいとわず海へ海へと繰り出した時代は去ったのか。
かくいう自分も息子が小さな頃は年に一度は半ば義務のように(笑)
札幌近郊のビーチに行きましたが、本音を言えばちょいめんどくさかった。
もちろん、楽しくて、息子もおおはしゃぎだったけれど、
水着、タオル、着替え、ビーサン、日焼け止め、シート、日傘、お弁当・・・
もう持ち物は多いし、出かける準備だけで結構大変。
帰りは帰りで海の家のあまり勢いのないシャワーで海水と砂を流すも
帰り支度をしているうちにまた砂まみれになるし、車の中も砂でジャリジャリ。
SPF50の日焼け止め塗っていても海の紫外線は強力で日焼けも気になるし、
海は楽しいけれど、海水浴の行きと帰りの負担はなかなかなもので、
正直、屋内プールやレジャー施設のほうがラクだった。
人出不足、高齢化、マナー違反にレジャーの多様化。
海水浴場は3割減、海水浴客は9割減という現状は
夏のお楽しみは海水浴一択ではなくなった社会の変化の結果といえる。
海は泳ぐものではく、見るもの、眺めるものになっていくのだろうか。
そういえば、美しいエネラルドブルーの海に恵まれた沖縄では、
地元の人はほぼほぼ海で泳がない。せいぜいTシャツやラッシュガードを着て
海でちゃぷちゃぷする程度。沖縄の人にとって海は泳ぐものではなく、
ビーパ=ビーチパーティー、BBQとオリオンビールで楽しむもの、なのだ。
四方を海に囲まれている南国でも、海水浴は昔からあまりしない。
今はもう秋、誰もいない海・・・なんて曲がありましたが、
今はまだ晩夏、でも、誰もいない海、になっちゃうのだろうか。
「海水浴」という言葉が100年先まで残っているだろうか。
誰もいない海は、淋しいけど、ね。
(写真は)
沖縄の海の思い出
美しいサンゴと貝殻
海は、素敵だ


