室町美食
うなぎの
魅力を
そのまま味わう
大人グルメ
室町美食
残暑が続くこの週末は極上鰻でエネルギーチャージ。
8月生まれの夫のバースデープレゼントに息子たちが贈ってくれた
天下の台所大阪育ちの「美陵鰻」の紅白+ワンセット、
一昨日は蒲焼で鰻丼、昨日は白焼きといただきました。
「美陵鰻」は古墳が多く存在し、その昔「美陵町」という名前だった
大阪府藤井寺市で育った完全無投薬の究極の鰻。
関西式の有頭背開きされた尾頭付きの鰻の堂々たるお姿が圧巻で
「半助」と呼ばれる鰻の頭は関西では色々な料理に使われます。
「美陵鰻」の蒲焼に続いて、さあ、白焼きの登場であります。
鰻といえば蒲焼が主流ですが、タレを附けずに素焼きした白焼きは
鰻本来の味が楽しめる。いわば「通」の食べ方ともされます。
鰻屋でご飯がもりもり進む蒲焼ではなく、あえて白焼きを注文する、
なんか、理想の大人、粋な食通って感じがするよねー。
そういえば、鰻大好きな我が家、夏に鰻屋さんに行くと、
お酒を飲めない夫がお品書きを見ながら「白焼きもいいよね」と
何度かつぶやいていた記憶が蘇ってきた。がしかし、鰻高騰、コスパもあって
「飲まないのにもったいない、しかも高い」と無下に却下していた・・・
すまん、ごめんね、ずっと白焼き食べたかったんだよね。
孝行息子からの鰻プレゼント、思う存分、念願の白焼きを堪能しておくれ。
冷凍パックのまま5分間湯煎、日本酒を振りかけて3分間蒸し焼きして
静岡産本わさびと石垣島のお塩を添えて、さあ、召し上がれ。
ぱくり・・・「う~ん、美味い!!!」
お相伴にあずかる妻もぱくり・・・「うわっ、めちゃ美味しい!!!」
美陵鰻の清流の藻を思わせるような上品な香りと身の旨み、風味が
たしかにダイレクトに味蕾細胞、嗅覚細胞を美味しく刺激する。
なんか、もういい年だけど、「大人」になった気分(笑)
鰻は縄文時代から食べられていた形跡が残っていますが、
食材として本格的に定着したのは室町時代に入ってからとされます。
当時はまだタレを附けて蒲焼にする文化がなかったことから
鰻の白焼きの発祥はこの室町時代と思われます。
現在主流の蒲焼が普及したのは江戸時代。江戸周辺で鰻が多く獲れたこと、
天保年間に千葉の銚子で濃口醤油が作り出されたことから、
甘辛い濃口タレを附けて香ばしく焼く蒲焼が江戸っ子を魅了しましたが、
それ以前の室町時代は白焼きが主流、鰻の白焼きは室町美食だったのですね。
室町時代かぁ、北条一族、歴代足利将軍、世阿弥、雪舟なんかも
鰻の白焼き、食べたのかなぁ?
「やっぱ、コレだよね」「香りと旨みが最高」なんて盛り上がったのかな。
大人で通な室町美食、鰻の白焼きを堪能。
贅沢な週末でしたわ。おおきに。
(写真は)
大阪育ちの
「美陵鰻」の白焼き
山葵と石垣島のお塩でね♪


