お米の記憶
30年経っても
いまだ
くっきり
覚えている
お米の記憶
ノロノロ台風10号は自転車並みの速度で近畿地方を東進中の模様。
蛇行する偏西風と太平洋高気圧の張り出しによって
なかなか進むに進めず、停滞、迷走を続けています。
そのスピードも自転車並みから徒歩、ジョギング、再び自転車並みと
手段は変われどノロノロペースのまま、列島に被害を及ぼしています。
札幌も台風から距離はありますが、前線の影響で
早朝から雨が降り出し、時折雷鳴もする不安定な空模様の朝です。
台風の進路に気をとられているうちに、
あらら、気がつけば、月が替わった、9月です。
9月だ。新米の季節だ。
今年ほど新米の便りが待ち遠しい年はないかもしれません。
お盆あたりから顕著になってきた米の品薄感、
ご近所スーパーでも8月中旬は「お一人様2袋」だったのが
「お一人様1袋」になり、今では棚にお米の姿はない状態になっています。
同じ商業施設に精米をしてくれるお米屋さんも入っているのですが、
こちらも先週くらいまでは店頭にあったお米がどんどん少なくなり、
昨日などは入荷待ちのお客さんが行列を作っていました。
「お米が買えない」困った・・・。
昨日30日、コメンテーターとして出演させていただいた
HBC「今日ドキッ!」でもこの問題について取り上げていました。
昨年は豊作だったはずなのになぜ、米の品薄が続くのか?
その原因は?
まず昨年の収穫量は多かったものの、猛暑の影響で品質が落ち、
実際に出荷できた量は想定を下回ったこと。
また、小麦の高騰などで価格が安定していた米の消費が増加、
さらに今月に入り地震や台風に備えた買いだめが加わるなど
複数の要因が重なって、スーパーにお米がない、状態になっていようです。
令和の米不足、米騒動なんて言葉も散見されますが、
30年前の「平成の米騒動」の時のことは、今だ忘れられません。
1993年度米がピナツボ火山噴火の影響やエル・ニーニョ現象などによる
天候不良から作況指数「74」という著しい不作となり、米の需給が逼迫、
タイやアメリカなど外国から緊急輸入する事態に陥りました。
国産の白米はもちろん、もち米も店頭から姿を消し、
その状況は年をまたいだ1994年になっても続きました。
94年生まれの息子のお食い初めのお赤飯ももち米が手に入らなくて
作れなかったことは今もちょっと悲しい思い出です。
当時の炊飯器には「白米」「もち米」「炊き込みご飯」などと並んで
「ブレンド米」というスイッチが加わった機種がありました。
緊急輸入されたタイ米と国産米をブレンドした「ブレンド米」を
おいしく炊けるようにとの「ブレンド米」スイッチは、
平成の米騒動を象徴する歴史遺産かもしれません。
あの頃を思えば、現在の状況は米騒動とまでは呼べないかも。
例年8月は1年で最も米の在庫量が少なくなる時期。
そこに今年はさまざま複数の要因が重なって品薄状態になったわけで
この秋の作況予想も北海道は「やや良」と予想されていますし、
まもなく道外の早場米などは今月はじめにも市場に出ると思われます。
道内でも稲刈りが始まり、番組が取材あいた東川町のコメ農家さんも
「白くで綺麗な米、今年もいい米ができました」と話し、
「少しでも早く皆さんにお届けしたい」と刈り取りに精を出していました。
道内産の新米は9月中には流通する見通しだそうです。
ただし、資材の高騰などの影響で
価格は去年より2~3割高値になるとみられていますが、
少なくても店頭に「お米がない」という不安な状況は解消されそうです。
あせらずに「新米入荷」の張り紙を待つ9月なのでした。
(写真は)
品薄となると
お米が恋しくなる
夫が「ありんこ」で仕入れた
秋限定の「穴子おむすび」
お米は、うまい


