選択の不自由
いつのまにか
急激に
減っていた
周産期医療
選択の不自由
「札幌の分娩施設 5年で3割減」
北海道新聞朝刊一面トップの見出しに驚きました。
札幌市内で分娩に対応できる医療機関が2024年秋までに23施設となり
5年前に比べて約3割減少することが道新の調べでわかったそうです。
出生数の減少で経営難に陥ったクリニックが不採算の分娩対応をやめ、
婦人科のみに移行するケースが目立ち、医療資源が豊富な札幌でも
周産期医療の提供体制が縮小していることが明らかになりました。
赤ちゃんをどこで出産するのか、妊婦さんの選択肢が狭まっているのだ。
札幌市内の出生数は1974年の2万4599人をピークに減少、
2019年は1万2810人、23年は1万456人、毎年800人ペースで減っていて、
来年以降、1万人を切る可能性も考えられます。止まらない少子化。
人件費や医療機器など経費負担が重い分娩対応から
やむなく撤退するクリニックが相次いでいるというわけです。
5年で3割減という数字、かなりショッキングであります。
息子が生まれた30年前はお祝いのフレンチディナーを提供する豪華施設や
実家から近い気心の知れた産院で里帰り出産するなどなど
出産する場所を自由に選べる余地がありました。
私自身は年齢的なリスクや自宅からの距離などを考慮して
NICU(新生児集中治療室)のある大学病院で出産しましたが、
妊婦さんそれぞれのニーズや事情で分娩施設を選ぶのは
もはや難しい状況になっているようです。
札幌市は「妊婦が出産する場所に困るほど逼迫がしていない」と
していますが、少なくとも自分の希望やニーズを満たす選択は厳しそう。
さらに道内の分娩可能な71医療機関の36%が札幌に集中、
地方では住んでいる自治体で出産できない場合が少なくないようです。
授かった新しい命を安心して出産できるように
病院同士で連携するなど知恵を絞っていかなくちゃと思います。
周産期医療の現場で広がる選択の不自由。
みんなで考えなくちゃね。
(写真は)
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