心技体愛
肉体
技術
精神
そして愛
心技体愛の輝き
パリ時間で過ごす今日この頃。
昨日は早朝4時からサッカー男子のマリ戦をLIVEで観戦しました。
全員が走り、守り、連動し、耐えて我慢して1-0で勝利、8強入り。
難しい試合でしたが、パリ世代は本当に逞しい、頼もしい。
そして、やはり、オリンピックには魔物がいたのか。
柔道で二人揃って金メダル連覇を目指していた阿部兄妹でしたが、
阿部詩選手が2回戦でまさかの一本負け。
積極的に攻めて優勢だった残り1分、詩選手の体が宙に浮き、畳に沈んだ。
えっ!?一瞬、何が起きたかわからなかった。
最も、何が起きたかわからなかったのは詩選手自身だったろう。
茫然とし、頭を抱え、ようやく一礼するも、
身体中の力が抜けてしまったのか、一人で歩くこともできない。
コーチに抱きかかえられるように畳を下りるとしがみついて号泣。
悲痛な叫び声と鳴き声がパリ五輪の柔道会場に響いた。
やがて彼女をリスペクトする観衆から拍手、
そして、ウータ、ウータ、ウタコールが起こった。
妹は良い意味でライバルと言っていたお兄ちゃん一二三選手は
アップルームのモニターで妹の敗戦を観ていたらしい。
そこから「苦しい一日」だったが、「兄が頑張らないと」と
妹の悔しさ、思いも背負って、それは見事な金メダル二連覇を果たしました。
東京五輪の時は「お兄ちゃんも強かった!」と実況されましたが、
パリ五輪の金は「お兄ちゃんは、強かった!」と讃えたいと思います。
1mmの隙もない柔道。圧倒的なスピードとしなやかなパワー。
「心技体」を体現する現代最強の柔道家でしょう。
さらに、阿部一二三選手の所作や佇まいの美しさに感動します。
順々決勝で勝った時も、真っ先に腕を負傷した相手を思いやっていた。
審判が「畳を下りていいよ」と促しても、さらに声をかけていた。
金メダルが決まった瞬間も相手をリスペクトして感情を静かに抑え、
お互いの礼が終わるまで、喜びを爆発させることはなかった。
お兄ちゃん、カッコ良すぎ。惚れてまうやろ。
柔道の魂は心技体に宿ると言いますが、
阿部一二三選手は心技体プラス愛に溢れていた。
妹、家族、応援してくれる人、相手選手、そして柔道への愛が
あの抑制された美しい所作に表れているようだった。
金メダルを取った後のインタビューでも
「柔道人口をもっと増やしていきたい」と語っていた。
座右の銘は「努力は天才を超える」だそうだ。
「もし何かが叶わなかったとしても、その努力をしてきたことは
絶対に無駄にならない。努力は裏切らない」。
敗戦ショックの涙を拭いた詩選手は
お兄ちゃんを応援するスタンド席でおにぎりを頬張っていた。
その姿にちょっとほっとした。
心技体と愛。始まったばかりのパリ五輪、ドラマは続く。
(写真は)
パリ五輪の夏
夏の定番おかずで栄養補給
茄子とピーマンの鍋しぎ♪


