知的フィッシュ

鏡よ鏡よ

海の中で

一番キレイなのは

誰?

知的フィッシュの世界

夏らしい、といえば夏らしい朝。

とりあえず晴れて気温がぐんぐん上がりそうな気配ですが、

な~んというか、カラッと爽やかな北海道の夏らしくなく

湿度78%と高め、もわっとした空気に包まれています。

とはいえ、夏になれば恋しくなるのが、海。

海の世界の主役はたくさんの種類のお魚さん達たちですが、

朝刊の科学面に興味深い特集記事が載っていました。

「魚でも サボると罰・簡単な計算」

お魚さんたちは、かなり知的、らしい。

そんな研究結果が近年相次いでいるのだそうです。

かつて考えられていたよりも、はるかに賢い可能性があり、

知性を支える脳の基本的な構成自体は人間と大きく変わらないのだとか。

どこまで「賢い」のか。

たとえば、魚の知性を研究する大阪公立大学教授の研究によると、

エビの堀った穴を隠れ家にするハゼがいますが、エビの敵を警戒する代わりに

巣穴を提供してもらっているとこれまでは考えられてきました。

しかし詳細に調査するとエビとハゼがお互いにエサを与えあったりr、

ハゼが尾の振り方で敵の接近を知らせたり、巣の外に呼び出したりと

高度な認知能力を駆使して複雑な利害関係を維持していることがわかり、

海の世界に高い知的ネットワークが存在するってことですよね。

さらに和歌山県から沖縄にかけて生息する魚「ホンソメワケベラ」が

鏡に映る姿を自分だと認識できることを発見、魚類としては世界初の研究成果で、

青い美しいベラさんが鏡に向かって自分を見つめる写真を見ると、まるで

「鏡よ鏡よ鏡さん、海で一番キレイなのはだ~れ?」と語っているみたい。

さらにさらに東アフリカのタンガニーカ湖に住む「サボリ」という魚は

両親以外の個体がヘルパーとして他の種の侵入者を追い払うなどの行動をする

「協同繁殖魚」ですが、ヘルパーの魚が手伝わないと両親から攻撃を受けるなど

つまり、サボると「罰」を与えることが明らかになったそうです。

またドイツの研究チームはシクリッドとエイの2種類の魚が

1~5個の範囲内で「1」ずつの足し算や引き算ができるかを調査、

訓練し、選抜され本実験に進んだ魚たちはシクリッドは7~8割、

エイは9割の確率で正解を選択したそうで、まあ、びっくり。

お魚さんたちは、人間が思ってたよりも、ずっとお利口なのだ。

群れなどの集団生活による複雑な社会で認知能力が高まり、

自然淘汰で知的能力が発達する「社会的知性発達」が魚にも適用でき、

脳の働き自体もヒトと同じパターンの神経回路が備わっていることなどが

最新の研究でわかっていて、脳の大きさは違っても知的行動は

魚もヒトも共通の神経回路で制御されていると考えられるといいます。

お魚さんは賢いのだ。

幼い息子が金魚すくいでゲットし我が家で飼っていた金魚さんを思い出した。

ぐんぐんぐんぐん成長、毎日エサをあげている私が水槽に近づくと寄ってきて、

「キンちゃん、エライねー」と愛しさが増していたものだ。

明らかに、キンちゃんは、私という個体を認識する知性を有していた、かも。

いやいや、単にエサに対する条件反射かもしれない。

だが、そんな先入観を覆す魚の知性に関する最新研究が続々発表されている。

海の世界はこれまで人間が思っていたよりもずっと知的なのかもしれないのだ。

踊ろよフィッシュ♪知的フィッシュ♪

(写真は)

沖縄生まれ

琉球張り子のお魚

南の海も知的なのだ