万華鏡麺
もっちり
しこしこ
ひらひら
食感多面体
万華鏡麺
夏本番の週末。
昨日の札幌の最高気温は31.3℃と今年初の真夏日となり、
今日も最高気温30℃と2日連続の真夏日が予想されています。
朝からお布団カバーとか大物いっぱい洗濯しちゃいました。
さて、金曜ランチで初訪問したおいしい町中華の続編です。
石狩のコストコからの帰り道に立ち寄ったのは
新川桜通りからほど近い西区八軒にある「中華晋香苑」。
中国出身のシェフがご家族で営むアットホームな人気店です。
心地よい雰囲気の店内、厨房からジャ。ジャ、ジャー!!!っと
炎を操り中華鍋を振る音が聴こえてきて期待感が増すなか、
最初の一品「青椒肉絲」のレベルの高さに驚きました。
確かなプロの技がリーズナブルに味わえるお店、
巷で噂になっているのもうなづけます。
そんな「中華晋香苑」の看板メニューが「刀削麺」。
麺の本場、中国山西省発祥の「刀削麺」は小麦粉の塊から
特殊な包丁を使って麺を削りだして作るもので、
ラーメンともうどんとも違う独特の食感が魅力です。
お店のシェフは刀削麺発祥の地、中国山西省出身、
札幌で刀削麺を出す数少ないお店「玉林酒家」を経て、独立し
2019年に自分のお店をオープンしました。
つまり、本家本元の真正「刀削麺」を味わえるというわけです。
メニューには「香辣刀削麺」「とろみ刀削麺」「汁なし刀削麺」など
たくさんの種類がありましたが、今回は「広東刀削麺」をオーダー。
刀削麺はかなり昔に「玉林酒家」で一度だけ食べたことがあり、
この日が人生2度目の「刀削麺」体験、わくわく♪
さあ、やってきました「広東刀削麺」
白菜、人参、きくらげ、もやしなどの野菜に海老、帆立などがのった
醤油仕立てのスープに焦がしにんにくと紅生姜がトッピングされています。
なるほど具だくさんの広東麺仕立ての刀削麺、らしい。
熱々のスープにお箸を入れて麺をたぐると・・・
おおお~、これぞ刀削麺!
幅広のフェトチーネにも似ていますが、形状の複雑さが全く違う。
断面はひし形のような、三角形のような、楕円形のような形をして
麺の箸は薄皮のようにぴらぴらしていて、本当に独特です。
この複雑な形状があっさりしながらコクと旨みがあるスープによく絡み、
さあ、いただきます!はふはふ・・・お、おおおーーー!!!
もっちり、もちもち、噛むたびにしこしこ、コシがあり、
同時に小麦の旨みがねっとりと舌にからみつき、
麺の端の薄いぴらぴらしたところはぷるぷる食感。
これは・・・一口で幾つもの多面体な食感が味わえる。
まるで万華鏡のような味わい、楽しみがある唯一無二の麺であります。
ラーメンでもうどんでもパスタでもちゃんぽんでもない。
中国山西省発祥の「刀削麺」、麺の世界は奥深い。
刀削麺は小麦粉と水のみをこねてよく寝かせた大きな塊を持ち、
沸騰した湯の前に立って、くの字型になった包丁で削りながら鍋に落とし、
茹で上げていくもの。この作り方によって麺は細長く、
その断面は柳の葉のような形状となり、麺の端は薄くぴらぴら、
万華鏡のようなさまざまな食感が生まれるのです。
厚さを均等に素早く削りだす作業は
特別な訓練を受けた職人の高い技術が求められるため、
なかなか本場の「刀削麺」を食べられるお店はそう多くありません。
山西省出身のシェフの匠の技に感動であります。
「刀削麺」が生まれた背景には中国の歴史が関わっています。
時はモンゴル族が元王朝を建てた時代、漢民族の反乱を恐れ、
庶民から武器になるような金属器機を取り上げたため、包丁が不足し、
人々が薄い鉄片で自作した刃物で小麦粉の生地を削り麺を作ったことが
その始まりだと言われているそうです。
麺の陰に歴史あり。
もちもち、しこしこ、ぷるぷる、ぴらぴら。
多彩な食感が魅力の刀削麺。
万華鏡麺は好吃♪
(写真は)
中国山西省発祥
唯一無二の食感
「中華晋香苑」の
「広東刀削麵」


