Scusi!カブ
こんなに甘く
みずみずしく
おいしいのに
ごめんね
Scusi!カブ
春から初夏にかけて
このところ、もっぱら我が家のマイブーム野菜なのが
今が旬の北海道産「白かぶ」。
野菜売り場で緑の葉付きのまるまるした白いお姿をみかけると、
思わず手に取り、たいてい、買ってしまいます。
いつもは和食のおだしをきかせた煮物にすることが多いのですが、
この週末は、ちょっとイタリアンに仕上げてみましたよ。
「白かぶのソテー~バルサミコソース」
これがまた、とーってもBuono!
まずはフライパンにオリーブオイルを入れて薄切りのにんにくを投入、
弱火でじっくり香りが出てきたら、拍子木切りにしたベーコンを加え、
皮付きのまま半月に6等分した白かぶをフライパンに並べ、塩を振り、
食べやすくカットした緑の葉と茎も実の上に載せて、
じ~っくりと両面をソテーしていきます。
う~ん、食欲をそそる香り。
白かぶに美味しそうな焼き色がつき、透明になったらお皿に盛りつけ、
同じフライパンにバルサミコと蜂蜜を投入、さっと煮詰めてとろみをつけ
お皿のカブのソテー全体にかければ出来上がり。
「初夏の白かぶのソテー~バルサミコソース」
やちむんのオーバル皿によく似合うわぁ。
熱々をさっそく、いっただっきまーす!
こんがり焼けた色白のカブ、もう見た目からして美味しそう。
うっわぁぁぁ・・・
みずみずしさはそのままにソテーされてさらに甘みを増したカブに
にんにきとベーコンとオリーブオイルの香りと
甘酸っぱいバルサミコソースが抜群に美味しさを引き立てていて、
これはもう、立派なイタリアンの一品、最高。
さぞや、本場イタリアでもかぶは愛される野菜なのでしょう。
と、思ったら。意外や意外、イタリアのカブ、かなり可哀そうだった。
カブは古代ローマ時代から食べられていた野菜ですが、
貧しい人の食べ物とされ、日本のような丸い実のカブは定着せず、
葉と蕾を食べる「チーマ・ディ・ラーバ」が一般的だったとか。
ゆえにイタリアでは「カブ頭(馬鹿者)」とか
「カブほどの価値もない(くだらないやつだ)」など表現があるほど、
野菜としてはあまり評価されていなかったらしいのですが、
日本で育種した緻密でやわらかな肉質の丸いカブが受け入れられ、
ローマの南方などで栽培が広がり、
サラダやピクルスなどイタリア料理でも重宝されているそうです。
カブ頭、なんて、ホントに可哀そう。
こんなに白くて丸くて甘くてみずみずしくて柔らかいのにね。
カブ好きとしては、なんだか、急に申し訳ない気持ちになる。
ごめんね、Scusi!スクーズィ、カブさん。
煮ても、焼いても、生でも、サラダでも、
和食でも、イタリアンでも、多分中華でも、
どんなお国のお料理でもきっとおいしくできるスーパー野菜。
カブは、エライ!
カブほどの価値があるのだ!
(写真は)
「初夏の白かぶソテー~バルサミコソース」
冷えたスプマンテにも相性抜群
焼いた甘みが最高、Buono!


