夏めく季節

草木が茂り

緑うるおい

幸せが

満ち始める

夏めく季節

水彩画の絵筆でさっと刷いたようなやさしいブルーの空。

今朝の青空は「水色」と呼びたくなる穏やかな色をしています。

今日5月20日は二十四節気の「小満」。

「草木が周囲に茂り、満ち始める」という意味です。

立夏のあとに訪れる「小満」の頃、田植えが終わり、

水田にやわらかな緑の早苗が初夏の風に揺れる時季でもあります。

街中の街路樹や庭木の緑もぐんぐん茂り、緑はますます潤い、

太陽の日差しも日に日に元気を増し始める季節ですね。

日傘をさして歩く人を見かけるようになり、

アイスやアイスコーヒーが恋しくなる日も増えてきました。

季節は初夏ですが、時に夏のような気温の日もあったり、

なんとなく、少しずつ、夏らしくなってきました。

そんな季節感を表す言葉があります。

「夏めく」。夏の季語にもなっています。

吹く風、日差し、草木や花々、人々の暮らしなどなど

ちょっとした気配に感じる夏の予感、それが「夏めく」。

「めく」という接尾語は

「そう見える」「そういう感じがはっきりする」という意味で

実際にはそうではない、今だそうはなくても、「そう見える」、

または実際にそうなったと実感する、という微妙な時間感覚を表しています。

まだ夏ではないけれど、なんか夏っぽいよね、も、

ああ、夏らしくなってきたね、夏だね、も両方「夏めく」なのだが、

今日の小満の気分は、前者の「夏めく」

淡い水色の空はまだ夏じゃないけれど、緑は日に日に濃さを増し、

日差しも日に日に元気になり、日焼け止めもマストになる今日この頃、

ほんに、夏めいてきましたね。

季節の境目、どちらとも言えない「あわい」の感覚を表す「めく」は

春夏秋冬いずれにもつく接尾語ですが、

待ち遠しい気持を表す「春めく」が季語としてもよく使われますが、

どこか生命力を感じさせる「夏めく」も素敵な言葉だと思います。

そんな夏めく週末、

また採れたての新鮮なグリーンアスパラガスをどっさり戴きました。

お日さまを浴びて潤う大地からすくすく育つ緑の野菜。

そのエネルギッシュな姿は、まさに夏めく野菜ですね。

根元の皮をピーラーでさっと剥いて、茹でて、冷水に取りお皿へ。

さらに緑鮮やかになったアスパラをぱくり、

シャキッ!心地よい歯ざわりとともにみずみずしさがほとばしる。

太陽と大地と水が育んだ野菜に、夏めくを実感。

日傘、アイス、日焼けどめ、アスパラ、

夏めく季節がやってきた。

(写真は)

今季二度目の到来物

産地直送グリーンアスパラガス

夏めく野菜、絶品