上へまいります

攻めた

守った

走った

さあ、ここからだ

上へまいります

なんて目覚めのよい朝でありましょう。

窓を開ければ真っ青な皐月の空にキレイなうろこ雲、

朝刊スポーツ面をウキウキ気分で開く。

昨日は昼も勝った!夜も勝った!

「大技小技 ハム12点」「浅野弾 7戦ぶり白星」

むふふ、スポーツ面見開きの左右に嬉しい見出しが躍っています。

ファイターズはエスコンフィールドでのディゲーム、西武戦に12-3で大勝、

そして夜7時からはコンサドーレが札幌ドームでの磐田戦に1-0で勝利、

昼も夜も勝った、勝った、そりゃあ、今朝の目覚めもいいはずだ。

昨日、コメンテーターとして出演させて頂いたHBC「今日ドキッ!」でも

番組冒頭でファイターズの絶好調試合の様子を詳しく伝え、

そして番組終了直後からHBCが19時キックオフの札幌―磐田戦を実況中継、

スタジオには中継ゲストを務めるオフィシャルサポーターの鈴井貴之さんが

札幌ドーム入りギリギリまでご出演、番組後半は赤黒に染まりました♪

奇しくも昨日5月15日は「Jリーグの日」。

1993年、日本初のプロサッカーリーグ「Jリーグ」が開幕した記念日。

番組ではコンサドーレの28年の歴史を振り返るVTRが流れ、96年JFL時代、

97年の厚別の奇跡、2000年岡田監督時代の悲願のJ1昇格などなど、

涙と歓喜の記憶が走馬灯のようによみがえり、また泣きそうになる(笑)

そうだ、そうだった。

まだ厚別競技場のゴール裏が芝生席だったコンサ発足当時、

小さな息子を芝生でお昼寝させながら、

はじめて目の前でプロのサッカーを見た時、

私は、サッカーに恋したんだ。

眩しいほどの緑の芝のピッチと躍動する赤黒のユニフォームの選手たち。

鍛え抜かれたプロサッカー選手のスピード、しなやかな身のこなし、

瞬時に攻守が入れ替わる早いゲーム展開、1対1の攻防、

サッカーって、こんなに素敵なんだ、面白いんだ。

まさにフォーリンラブ、サッカーに恋した瞬間だった。

サッカーボールを蹴ったこともなく、

ルールもろくに知らず、オフサイドなんてちんぷんかんぷんだったけど、

緑のピッチで赤黒の選手たちが繰り広げるプレーに魅了された。

あの時、幼い息子を連れて夫婦で厚別観戦におでかけしなければ、

サッカーとの恋は始まっていなかったかもしれない。

あれから28年。

かつてはJ1とJ2を行ったり来たりの「エレベータークラブ」と言われた

北海道コンサドーレ札幌は2016年の昇格以降、J1に定着しています。

が、今季は・・・う・うぅぅ・・・これまで1勝しかできずに。現在20位。

(最下位って、言いたくないんだもん)

だがしかし、もうシーズン3分の1と思うか、まだ3分の1と思うか。

このメンタルの違いは大きい。

もうだめだとあきらめるのか、いや、まだまだここからだと前を向くか。

サッカーの神様がどちらを愛するか、言うまでもない。

28年のコンサの歴史を振り返るVTRを見るうちに

ふつふつとある感情が沸き上がり、スタジオで思わず口に出た。

「もう、下りのエレベーターには乗りたくない」いや「乗らない」。

道民が署名活動をして誕生した北海道のプロサッカーチームだ、

んな簡単に、あきらめるわけにはいかんのだ。

番組終了後、脱兎のごとく(笑)帰宅。

HBC中継を食い入るように見つめる。

事実上のトップなしの布陣で臨んだ試合、選手たちは攻めた、守った、走った。

そして前半25分、スパチョーク選手のダイレクトなスルーパスに

前線に抜け出した浅野選手が反応、左足を振り抜き、値千金の先制ゴール!

これまでペースが落ち、失点が続いていた後半も

選手たちはピッチ上で激しく言葉をぶつけあって連携を固め、1-0で勝利。

何度もあった追加点のチャンスを決めきれかなった課題もありますが、

7試合目のクリーンシート、2勝目、勝ち点3、まずは良かった良かった。

昨日の勝利で順位は一つ上がり19位に。

一歩一歩、ひとつひとつ白星を積み上げていくだけだ。

もう、下りのエレベーターには乗らない。

あ、エレベーターの扉が開いた。

サッカーの女神さま?の声が聞こえる。

「上へまいります!」

(写真は)

今朝の青空。

初夏の鱗雲、巻積雲がキレイだった

空模様は下り坂の兆候だそうだが、

コンサドーレは、下がらない。

上へまいります