清浄明潔
すべてが
清らかで
明らかな
季節なのに
清浄明潔
昨日朝、8時58分、台湾でM7.7の地震発生。
すぐに沖縄の八重山諸島、本島などに津波警報が出されました。
日本のテレビ各局も速報体制になり、避難を呼びかけます。
東日本大震災、能登半島地震の記憶が瞬時に蘇ります。
沖縄在住の息子にすぐLINEで連絡をとりましたが、
安全な職場にいて、家族とワンコも高台にすぐ避難したそうで、
ひとまず、ほっとしましたが、警報、注意報解除までは
沖縄の人々は不安な時間を過ごしたようです。
同時に心配だったのが震源地である台湾の状況。
現地の映像が入るにつれ、被害の大きさにショックを受けました。
震度6強と揺れが大きかった花蓮市などではビルが倒壊、
風光明媚な観光地太魯閣渓谷では大規模な山崩れが発生、
台湾東部を中心に死者、行方不明者が多数発生してるようです。
一夜明けた今朝も、被害の全容はわかりません。
花蓮市街地のビルは1階が押しつぶされ、大きく傾いています。
ひしゃげた1階部分の下には何台もの倒れたスクーターが見えました。
人々の暮らしが営まれていた日常の場所が、つぶれている。
台湾の建物の1階は道路から引っ込んだような構造が多くみられ、
「亭子脚」と呼ばれる歩道のようなアーケードは人々の憩いの場所。
食堂のテーブルや椅子が出され飲食できたり、小さな商いがされたり、
ご近所の人が世間話をしたり、スクーター置き場になっていたりと
台湾の街のオアシスみたいな空間なのです。
日差しが強かったり、雨が多かったりする台湾では
南国の日差しや突然の雨も避けて歩くことができる亭子脚は
台湾の街歩きで何度もお世話になった愛すべきスペースであり、
旅人にとっては写真映えするスポットでもありました。
映像で見る限り、想像でしかありませんが、
その「亭子脚」部分がすっかり押しつぶされているように見えて、
ものすごくショックを受けました。
現地では懸命の救助作業が続けられています。
ただただ一人でも多くの人命が救われますように祈ります。
今日4月4日は二十四節気の「清明」。
万物が清らかでけがれがなく明らかな頃とされる季節で
台湾や沖縄では「シーミー」と呼ばれる大切な行事を行う習慣があります。
親族一同が集まってご先祖さまのお墓参りをするシーミー、台湾でも沖縄でも
お供物をお墓の前でピクニックのようにいただく光景が見られます。
台湾では今日4日から4日間の清明休暇になっていて、
観光地である太魯閣渓谷などにもたくさんの観光客が訪れていたそうです。
台湾の人々が楽しみにしていたシーミーの直前に起こった大きな地震。
日本が震災に見舞われた時も一番に支援を寄せてくれたのは台湾の人々でした。
日本からもいち早い支援の動きがあるようです。
「清浄明潔」
すべてが清らかで明らかであるという清明のもとになった言葉。
どうか、救助作業は進みますように。
多くの命が救われますように。
「亭子脚」に語らいが戻る日が来ますように。
(写真は)
4月4日
清明の日の朝
札幌は春の青空


