鱈と荷馬車

海から
街まで
トコトコ
トコトコ
鱈と荷馬車

おいしい料理には物語がある。
これ、食いしん坊がおいしく食べてきてつかんだ法則。
レストランで、旅先で、自分で作ってみて、
まじ美味いと思った一皿にはストーリーがあるのだ。

春を待つ先週末に作った新作料理にも物語がありました。
それは「タラのアホアリエロ」。
まだまだ美味しい旬の鱈を使ったスペイン料理であります。
「アホアリエロ」、名前の響きも楽しい♪

「アホアリエロ」はスペインのアラゴン、リオハ、カステイージャ、
バスクなど、たくさんの地方でみられる魚料理で、
地方によってさまざまなヴァリエーションがありますが、
ざっくり言えば、にんにくを使った魚煮込み料理という感じ。

スペイン語で「アホ(Ajo)」はにんにく、
「アリエロ(Arriero」はその昔、スペイン北部の海岸から内陸まで
バカラオ(塩鱈)やうなぎ、タコなど荷馬車で運んだ人を意味し、
その荷馬車引きたちが作っていた料理が各地に広まり、
「アホアリエロ」という名前の由来になりました。

昔は保存するために生まれた塩鱈(バカラオ)を使い、
荷馬車引きたちは塩抜きもせずに調理していたとか。
スペインの海から街までお魚を積んでトコトコ、トコトコ、
旅の途中でしょっぱい鱈とにんにくで作った一皿で
腹ごしらえした様子が目に浮かぶようです。

時空を超えて2024年春を待つ北海道で
おいしい物語を持つ「アホアリエロ」を作ってみましたよ。

今回は代表的なトマト風味。いつだったか、テレビで

スペイン料理のシェフが紹介していたレシピを参考にしました。

まずは新鮮な北海道産タラにさっと塩をふって置いておきます。
みじん切りのにんにくと玉ねぎをたっぷりのオリーブオイルで炒め、
粗みじん切りにした赤パプリカも投入、香りが出るまで炒めたら、
白ワイン、トマト缶を加え、水分を飛ばすように煮詰めていきます。

その間にじゃがいもを5mm厚さにカットし、オリーブオイルで揚げ焼き、
トマトソースが煮詰まったあたりで、水分をふき取ったタラを加え、
揚げたじゃがいもも投入、崩さないように少し煮込んで
塩と黒胡椒で味を整えたらOK。

器に盛ってイタリアンパセリを載せたら出来上がり。
「北海道産タラのアホアリエロ」
さあ、召し上がれ!
Que aproveche ♪

ふ~ふ~、パクリ・・・
うっわぁぁぁーーー!!!
めっちゃ、美味しいーーー!!!
ふんわり新鮮なタラに濃厚なトマトソースが絡み、もう最高!!!

お魚のトマト煮込みはフランス、イタリア料理にもありますが、
にんにくとパプリカの風味で一気にスペインに飛んじゃうのよ。
揚げたじゃがいもの食感がまた、カリ&もちっとよきアクセント、
これは、ヤバい、冷えたカヴァが進む、進む。

バゲットやチャバタなどのパンにも合うし、
スペインだからお米に合わせてもイケる、
パスタにかけても絶対美味しい。
「アホアリエロ」、我が家の定番リスト入り決定!

その昔、スペインの海から街へと
トコトコ、トコトコ、旅した荷馬車kら生まれた一皿。
おいしい料理には、物語がある。
鱈と荷馬車。

☆☆☆本日3月5日(火)HBC「今日ドキッ!」に
コメンテーターとして出演させていただきます。
3月はじめ、どんな話題に出会えるのか、
今日もわくわく&ドキドキで行ってきまーす!

(写真は)
「北海道産タラのアホアリエロ」
ちょっとパプリカパウダーとか
チリペッパーを効かせてもイケるかも
じゃがいもはピュレにしてもいいかも
おいしい物語は続く