泡の中

今思えば

今見ると

かなり

凄いよ

泡の中

冬ごもりしていた虫たちが地上に這い出る「啓蟄」翌日の今朝、

きゅっと空気が冷えこみ、日中解けた雪道も凍っています。

せっかく目覚めた虫たちも慌てて土の中にもぐっていったかも。

三寒四温、春まで行きつ戻りつの季節です。

な~んて、今思えば、あの頃、

なんだかわけのわからない熱気に浮かされて、

こんなあえかな季節の移ろいにも気づいていなかったような時代があった。

そうです、バブルの時代です。

昨日、コメンテーターとして出演させて頂いたHBC「今日ドキッ!」では

史上初株価4万円超えの話題を特集、受講者が増える投資スクールの様子、

専門家の見解などをまじえて、生活への影響はあるのかを深堀り。

街録では「実感ない」「物価だけ上昇」「給料上がらない」などなど

リアルな声が圧倒的で、30年前のバブル期とは様相が違っていました。

バブル、バブル景気、バブル期など色々な呼び名がありますが、

1986年11月から1991年5月までの55か月間、

日本中が好景気に沸いていた時代を指します。

きっかけは1985年のプラザ合意で驚異的な円高な進行したことで

日銀が低金利政策を実施、地価と株価が高騰したことが始まりでした。

バブル期とは、どんな時代だったのか。

「札束見せてもタクシーつかまらない」

「回らない寿司によく連れていってもらった」

「ボーナスが帯付きで現金支給」

「若いうちに戸建てやマンション、スポーツカーを購入」

VTRで50~70代のバブルを経験した世代の声が流れると、

スタジオ進行のロスジェネ世代、さらに若い世代の皆様は、驚愕。

信じられない、羨ましい、なんか「チッ!」て感じなどなど、

おっしゃる通り、バブル時代、正直、おかしいよね。

な~んて澄ましていたら(笑)

「この方も相当バブリーだったんじゃないでしょうか?」と

突然、ものすごい写真パネルが紹介された。

ギャー!!! 誰? アタシじゃん!

太眉、赤いリップ、デカいイヤリングに

それはそれは立派な肩パット入りのジャケット姿で微笑むのは

まさにバブル期全盛期、HBC在籍当時の野宮範子アナウンサー(笑)

「え?どこかのアメフト選手?」「肩に札束入れてる?」

スタジオの温かな(笑)突っ込みにヘラヘラ笑って返すのが精一杯。

あの頃はね、これがフツーだと思っていたのよ。

肩パットなしでテレビに出るなんて考えられなかったのよ。

今思えば、今見れば、まるで機動戦士ガンダムのようないでたちだけど、

バブル真っ只中、「泡」の中にいた当時は、イケてるって思っていたんだ。

時代の渦中にあると、気づかないものなんだ。

それが異様にデカイ肩パットぐらいなら、誰も傷つけないけど、

世の中がなにかの熱に浮かされ、妙な泡の中に入ってしまって、

気がつけば取り返しのつかないことになってしまうことがあることは

歴史が教えてくれている。

実力以上に膨れ上がった株価によって、

日本経済は30年間、冷凍保存されきたようなものかもしれない。

史上最高値、株価4万円超えは、ようやく元のスタート地点に戻っただけだ。

企業の業績→分配→賃上げによる景気の循環が実現しない限り、

株高も一瞬の見果てぬ夢に終わってしまうよね。

泡の中にいると

それがぱちんと弾ける泡だとなかなか気づけない。

泡の正体をよーく見ておかないとね。

デカい肩パットの30年前の自分に語りかけるのだった。

(写真は)

バブル時代のスイーツと言えば

ティラミス一択

令和のおやつは

レール・デュ・トンの

ピスタチオとショコラのケーキ