光る春へ

千年の昔から

健やかで

幸せでありますよう

願いをこめて

光る春へ

今日は3月3日、桃の節句、雛祭りですね。

お雛様の歴史は平安時代にまで遡り、特に賑わったのが江戸時代。

権力を誇る大名の輿入れの際、嫁入り道具として絢爛豪華なものが作られ、

美術館などで当時の歴史あるお雛様を見たこともあります。

元々は雛は人の形代、子の幸せを願い、身代わりとして疫や災いを載せて

水に流したものですが、そこから親が子どもの健やかな成長と幸せを願い、

美しい雛人形を飾り、お祝いする形へと変化していきました。

千年の昔から変わらぬ親心がお雛様には込められているのですね。

先日、テレビ番組で京都の伝統的な雛人形制作の現場を紹介していましたが、

あの美しいお雛様の人形作りは「頭師」「手足師」「髪付け師」「織物師」

「小道具師」「着付師」の6部門に分かれる分業制になっているそうで、

一子相伝で受け継がれる伝統の熟練の技が集結した総合芸術なのですね。

頭師によって型抜き、眼入れ、地塗り、研磨、上塗りなど幾つもの工程を経て、

切れ長の目や眉や口紅などの線画が施されて生まれた美しい頭に

髪付師が黒く染めた極細絹糸の髪を植え付け、鬢掛け、髪結い、飾りつけし、

手足師が30もの工程で作り上げ、爪塗りまで済ませた華奢な手足を生み出し、

織物師と小道具師による絢爛豪華衣装と小道具が用意されます。

こうした分業制の最後の工程となる全体の総仕上げをするのが「着付師」で

一般に人形師と呼ばれるのはこの雛人形着付師を指すのだそうです。

人形の胴体に頭と手足を着け、西陣織の衣装を着せ付け、

特に人形師の技を問われる繊細な工程が「手折り」の作業だとか。

手折り棒を呼ばれる小さな木の棒を使って

雛人形の微妙な手の動きを出していくのが「手折り」、

肩から肘のライン、肘の曲がり方、肘から手の甲の流れを決める作業は

やり直しのきかない、まさに匠の技を象徴する工程だそうです。

確かにね、肩から肘、肘の折り方、肘から手の甲までのラインは

お姿の美しさを決める重要なポイントですよね。

肘がちょっと上がったり、下がったりするだけで、

お雛様の印象がガラッと変わる気がします。

なんか、性格まで左右される感じがするもの。

写真を撮るときも、肘が張りすぎていると、何だかエラそうだし(笑)

肘が下がると、何だか自信なさげ、頼りなく見えたりしますよね、

そう、肘は、重要!

と、近頃、右肘が痛い生き雛様(笑)が強く思うのだった。

別に野球もしてないし、スプリットも投げていないのに、

右肘の内側を傷めたようで、なかなか治らない。

冬の間、重い土鍋やル・クルーゼの鍋を鍋や煮込み料理のたびに

出したり、仕舞ったり、結構重いやちむんの器を出したり仕舞ったり、

毎日の家事作業の小さな負担が知らず知らずに肘に貯まったのだろうか?

肘を傷めると結構厄介。ちょっとした動きで、アイタタ。

繊細な手指の作業にも肘の腱や筋肉が大きく関係していることを痛感する。

肘は野球選手の生命線であり、お雛様の美しさも決める大事な部位なのだ。

肘は、大事だよ。

3月3日、光る春へ、「肘」を想う朝なのだった。

(写真は)

我が家の豆雛

桜餅と並ぶと

ちっちゃさがより可愛い

肘は・・・わからん(笑)