フリウリオレンジ
イタリア北東部
アルプス山脈と
アドリア海の間に広がる
葡萄畑が見える
フリウリオレンジ
春を呼ぶ金曜ごはん。
今週末の食卓の主役は、フリウリのワイン。
フリウリ、春がスキップしてやってきそうな楽し気な響き、
現代イタリアの白ワインの銘醸地であります。
ナチュラルワイン好きの息子が近頃ハマっていると聞き、母は気になり、
ワインショップで「フリウリ置いてますか?」と聞くだけ聞いてみて、
しずしず出された一本をとりあえず眺めていたら、
「誕生月だしねー」と飲めない夫がポンと気前よく買ってくれたのです。
よほど飲みたそうな顔をしていたと思われる(笑)
わーい!嬉しい!
満を持して、昨日の金曜ごはん、ちょっとメイン料理にも腕をふるい、
さっそく、冷えたフリウリの高級ワインを開けました。
いざ、抜栓!
「Dario Princic Bianco Trebez 2019」
(ダリオ・プリンチッチ トレベツ 2019)
ふむふむ、ラベルのイタリア語は何とか読めたぞ。
だが、それ以上の基礎知識、事前情報を仕入れることなく、
とにかく、いざ、リーデルのグラスに注ぐ。
ンク、ンク・・・
ほほー、いつものデイリーワインと注ぐ音からして違う。
ん?えっ!?あれ?白ワインじゃない?
グラスに注がれたワインは美しい濃いめの金色をしていた。
フリウリのオレンジワインだったんだ。
白ブドウの果皮と種子も一緒に醸すオレンジ色をした注目のワインです。
そういえば、ワインショップの店員さんによく聞かずに買ってましたっけ。
白ワインの銘醸地だから白とばかり思いこんでいた。
さてさて、ではでは、フリウリのオレンジワインをいただきましょう。
乾杯!スポンサーの夫とグラスを合わせて・・・
ますは香り・・・う~ん、野山の花のような自然な香りがする・・・
そして、最初のひと口・・・「うん・・・うーん・・・」
おいしいのだ、おいしいのだが、
一言で簡単に言葉にできない、してはいけないような、おいしさなのだ。
フルーティ―とか爽やかとか、ありがちな言葉では表現しきれない、
複雑で絶妙な味わいなのだ。
「一言でコメントできない」「確かに、言葉が追いつかない」
お喋りなアナウンサー夫婦、フリウリのオレンジワインを表現できない(笑)
ただ・・・ひと口含むごとに・・・なんだろう・・・?
香しい木のような、樹皮のような・・・そうだ、オークの香りと味わいだ。
「なんかさ、オークっぽい・・・よね?」と夫に問いかけると
「うん・・・枯れた落ち葉のような・・・?」と
飲めない夫がいっちょまえのソムリエのようなコメントをした(笑)
結論、よきワインは、饒舌を好まない。人を詩人にする。
イタリア北東部にあるフリウリ・ヴェネチア・ジュリア州は
イタリアの中でも「白ワインの聖地」と呼ばれます。
アルプス山脈とアドリア海の間にブドウ畑が広がるフリウリは
水はけが非常によく、鉄分や石灰分を多く含む特有のポンカ土壌に恵まれ、
ワインに独特のミネラル感や厚みを与えるのだそうです。
さらにポーラと呼ばれる冷たく強い風が吹く影響で気温は冷涼に保たれ、
生みだされるワインにフレッシュさやキレの良さを与えると言われます。
そんなフリウリで近年特に注目されているのがオレンジワインで、
「マンダリンの花のような香り、味わいは極めてドライで適度なタンニンと
心地よい苦み、また数年熟成させたものは非常にコクのある味わい」と
超有名ワインショップのHPに紹介されていました。
そう、そーゆーことを、言いたかったけど、
ワイン語彙が追いつかなかった(笑)
さらに「Dario Princic Bianco Trebez 2019」のダリオ・プリンチッチは
フリウリを代表する自然派ワインの造り手で世界的に高い評価を受け、
今ではワインは割り当て制になっているほど爆発的な人気らしい。
「Dario Princic Bianco Trebez 2019」は
シャルドネ、フリウラーノ、ソーヴィニヨンブランの順で3日に分けて収穫、
木製の開放樽で別々に発酵。それぞれの品種に適した日数でマセラシオン
(醸し)、その後アッサンブラージュ(ブレンド)し、オーク、アカシア、
チェリー、栗などの木の樽で2年間熟成させたノン・フィルターだそうです。
フリウリのテロワール、土着品種、オークの樽・・・
野山の花を香り、オーク、枯れた落ち葉・・・
ほほー、ワイン素人の夫婦のコメントも、当たらずとも遠からずだった?
なんて、1本のワインによって食卓で会話の花が満開になった。
フリウリオレンジで
我が家の食卓は
一足早く開会宣言♪
(写真は)
フリウリのオレンジワイン
「Dario Orincic Bianco Trebez 2019」
土地の花や土や木や風を感じるワインだ


