心を灯す

うまく

言えない

言葉にできない

それでも紡ぐ

心を灯す

桜前線2024ご一行様、旅の序盤はスローペース?

一番乗りの高知に続き、昨日宮崎で広島で桜の開花が発表されました。

広島は平年と同日、昨年よりも6日遅く、

宮崎は平年より2日、昨年より6日遅い開花だそうで、

桜前線、今年のスタートダッシュはゆっくりめのようです。

桜の開花も気になるけれど、

ここのところ、もっともっと気になっていたのが水原問題であります。

日本時間の今朝6時45分から大谷翔平選手が会見を行い、

自らは違法賭博に全く関与しておらず「数日前まで彼がそうしていたことも

知りませんでした。結論から言うと、彼が口座からお金を盗んで、

僕の周り、みんなにうそをついていた」と語りました。

当初は声明文を読み上げるだけとも伝えられていましたが、

現時点で話せることに限りがあることを理解してほしいと述べた上で、

何があったのか、わかりやすくまとめたメモを基に、

時系列に従ってかなり詳細に語られました。

違法賭博に全く関与していないこと。

彼が口座から勝手に送金していたこと。

そのことを全く知らずうそをつかれていたこと。

今、話せることを感情を極力抑えながら語っているようでした。

会見の最後、今の心境について、揺れる心情が垣間見えました。

「正直ショックという言葉が正しいと思わないし、それ以上の・・・

言葉で表せない感覚でこの1週間を過ごしてきました。

今はそれを言葉にするのは、難しい」

とても「ショック」の一言では表せない。

言葉にできない、

うまく言えない、

心のダメージを想像するだけで、胸が痛む。

でも、彼は、そんな心境を、公の場でなんとか伝えようとしていた。

言葉にできない思いを、言葉にしようと格闘していた。

うまく言えない、言葉にできない思い、

心にある思いを、やり過ごすことはしなかった。

三浦しをんの小説「舟を編む」が原作のドラマが放送中ですが、

辞書作りの現場を描いたドラマには、はっとする台詞がいっぱい出てきます。

「恋愛」の語釈に悩み「うまく言えないですけど」と悩む新人に

先輩がこう語りかけるのです。

「うまくなくていいです。それでも言葉にして下さい。

今、あなたの中に灯っているのはあなたが言葉にしないと

消えてしまう光なんです」

心の中に灯ったなにかを、やり過ごさない、あきらめない。

言葉にならなくても、伝えようとする姿は

百万言の饒舌な喋りよりもずっとずっとまっすく届く。

どこかから、誰かから借りてきたカッコいい言葉なんか必要ない。

伝えようと努力してくれたことが、何より大切だと思った。

「今シーズンも本格的にスタートするので、ここからは弁護士の方に

お任せますし、僕自身も警察に全面的に協力したいと思う。

気持を切り替えるのは難しいですが、シーズンに向けてまたスタートしたいし、

お話しできてよかったと思っています」。

今、やるべきことに誠実に向きあい、

今、できることに集中していきたい。

心を灯す思いは伝わりました。

さあ、野球しようぜ!

そんな日々が早く戻りますように。

(写真は)

朝日がのぼる。

新しい1日が始まる

球春の季節